気まぐれ日記
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日記をさかのぼって話を反芻しました。私、これ、どうするつもりだったんだろう……。 今週の、なんて……ごめんなさい、この先は自主規制。 とりあえず、あれくらいではなんとか大丈夫(?)のようです、銀さん。
「私はお嬢さんとは、やりあいたくないのですが……」 「うるさい。黙れ」 「仕方がありませんね」 ジェークがうっすらと笑みを浮かべる。 「ブロードさん。手助けはいいですけど、常にあなたの思考は私に流れていることを忘れないでくださいね」 「手出しは無用だ。どうせ、私の考えていることはわからないようだからな」 二人同時にそんなことを言われ、ブロードはただ、呆然と見ることしかできなくなった。ただし、それなりの準備をすることにする。 「へえ、そんな妖精もいるんですか?」 「まあな」 「確かに、私には人間の考えていることしかわかりませんが、ね。まあ、いいでしょう」 「余計なことはするな、ブロード」 「余計なことじゃなくて、必要なことだよ。ジュリちゃん」 「ふん。じゃあ、やろうか? ジェーク」 「ええ、そちらからどうぞ」 樹理は懐に手を入れて、何かを取り出した。銃だった。ブロードが顔をしかめる。もちろん、銃弾など魔族には効かない。そして、取り出したかと思うと撃ち始める。連続で三発。銃声が響く。 「そんなもの、効きませ……?」 「どうだ? 良く効くだろう」 樹理は銃を懐に戻した。 「……その弾、なんだ?」 と、ブロード。無意識に妖精に戻るように合図する。 「私の魔力をそのままぶつけたようなものだ……皮肉なものだ。人間に絶対的に有利だった魔族が、人間が造った武器で消滅させられる」 「つーか、ジュリちゃん。またちょっと小さくなってますけど?」 「それは、この銃がよく魔力を喰うからだ」 こうして、ジェークネッドはあっけなく消滅した。
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