気まぐれ日記
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昨日の話の続き。 ついに、万事屋の旦那を参戦させることができました。(四日目にして)あ、ゲームの話です。……う、動きが鈍い。強いには強いかもしれないけど使い勝手が悪い。慣れないうちは使いにくいかも。あと、インフォメのお登勢さんが銀さんのことを『銀』と呼んでいた……こんなところで!
「いや、でもそれ、大きくなりすぎじゃ……」 それまで十歳足らずの少女が十八歳くらいの少女となり、ブロードの前にいる。 「私はもう、生まれて五十年だ。人間など中年になっている歳だろう? 不思議なことなどないではないか。だいたい、小さい方がおかしいのだ」 「そうなんだ。いや、さすがジュリちゃん。きれいに成長してるわ」 「ふん、何を今更」 「それにしても、魔力を失うと幼くなっちまうんだな」 「そうなんだ。あまり例がないと聞く」 と、いうことは少なくともジュリちゃん以外にもそんなヤツがいるってことか……。 ブロードはそんなことを考えた。 「さて、メイシスも片付けたことだし、一度戻ろう」 兵士を見て見ぬふりをしてブロードと樹理はフォーランズを去った。放っておいても大丈夫だ。この城の連中ならば何があったのかくらい察してくれる。この国は魔族に魅せられているのだから。 「早かったわね。まあ、メイシルじゃ相手にもならないかもね」 オフィーリスは淋しそう笑って言った。彼女は自分の妹たちを手に掛けなると、いつもそうなふうに笑っていることをブロードは思い出す。 「樹理も元の姿に戻ってよかったわ」 「母様、次は?」 「そうね。一度に五人。教えておくわ。五人くらい覚えてね」 「なんとかね」 オフィーリスはメモ用紙とペンを用意した。そして、一枚一枚にそれぞれの名前、国、性格、特徴などを書き込んだ。 「よろしく、お願いね」 ブロードは不思議と思う。オフィーリスの眼が必死なのを。そして、彼女もまた魔族狩りを行うようだった。彼らにメモを渡すと彼女も出かける用意をする。 「樹理、ブロードはねああ見えても女の子には優しいんだから、ちゃんと甘えなさいよ」 「……」 「じゃ、がんばってね」
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