気まぐれ日記
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2005年09月22日(木) 新ホームページを開設(する予定)

 うぇーと、今までの放置しまくりHPなんですけど、あれ、ニフティの簡単なヤツで、そのうち更新できなくなるらしいんすよ。(すよ?)
 で、そのHPはいずれ闇に葬り去ることにして、新しくヤフーの方で開設しようかなっと。ブログはニフティでHPはヤフーか……節操なさすぎ!


 「見えなくなっちゃった」
 美紗はがっかりした。最初は邪魔で仕方が無かった風景。それが、美しくに思い初め、いとしく思っていたのに。
 同じく、井村もまた、それらが見えなくなった。
 「でも、美紗さん。それでも、妖精は存在しているんだよ。ね、アヤカ」
 「ええ、そうですよ。マスター」
 アヤカは笑った。しかし、すぐに淋しそうな顔をする。先代の王が亡くなったのを感じていたからだ。
 
 梶元はバイト先でそれに気づいた。
 そういや、しばらく夏目のとこに行ってなかったな……。
 妖精といえば夏目だ。急に思い出した。美幸からは入院したと聞いている。そのため、遊園地に行く予定がまだ定まっていない。
 セリナちゃん、元気かな……。それにしても、なんて物足りないんだ。
 彼はそう思った。今見える世界が普通だったのに、それまで見えていた異常が、日常になっていた。

 婦長が森のもとに戻ったのは、夏目を病室に戻した後だった。個室に入れておいたので、もう院長の手には渡らないだろう。
 「すいません、副院長」
 「婦長が謝ることじゃないよ。それに、夏目君なら自力で脱出したよ」
 「……まあ」
 婦長が驚いた。
 「ははっ、彼の方が我々を驚かせてくれたね」
 森は一瞬だけ苦笑する。
 「でも、部屋はどこにあるのかわかったね。エレベータを使ったのはきっと夏目君だ。だから……彼が目覚めたら詳しく聞こう」
 「夏目さん、重病人なのに……」
 「彼はもう、重病人なんかじゃないよ。あ、婦長、内部告発の書類ってどう書くんだろうね」
 「私にはわかりません」  


草うららか |MAIL

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