気まぐれ日記
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2005年08月18日(木) 中居正広のお誕生日

 毎年恒例になりつつ我が家の行事。SMAPの中居正広氏の誕生日会を行います。今年も妹が祝いのためのケーキを買いました。
 今年のケーキはフルーツタルト。さっくりパイ風生地にスポンジケーキ、カスタードクリーム、そしてオレンジとグレープフルーツをジェルで覆ったタルト。さっぱりとおいしい。今年もありがとう、中居君!

 
 夏目はぼんやりと目を開けた。部屋は暗かった。カーテンから光が少し漏れている。ゆっくりと身体を起こす。抵抗はなかった。思ったよりも身体は軽い。カーテンの隙間を見ると外灯の明かりが見える。やっと、自分が入院したことを思い出した。点滴は外されている。
 ああ、よく寝た……。
 目覚まし時計は二時を指している。
 丑三つ時か……。
 そう思って、彼は笑いそうになった。今どき丑三つ時はないか、と。それでも、病院の真夜中というのは、不気味なものだった。そんな中、自分ひとりが起きているのでないかということと、こんな中、トイレに行きたくなった自分を後悔している。
 覚悟を決めて、真向かいにあるトイレまで歩いた。当然ならが廊下も暗い。
 「どうか、されました?」
 「!」
 声を掛けたのは看護士だった。見回りなのだろう。
 「ああ、ちょっとトイレに」
 「そう。あら、夏目さん。目が覚めたのね。よく眠っていたようでしたけど……」
 「そう、ですよね」
 「森先生が、声を掛けても揺すっても起きられなかったんですよ。だから、心配していましたが……どうやら大丈夫のようですね」
 「そんなに、寝ていたんですか?」
 「ええ。では、暗いのでお気をつけて」
 看護士は見回りに戻った。夏目は用を足してトイレから出る。そのときだった、ちょうど良く奇妙な音が聞こえたのは。
 


草うららか |MAIL

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