気まぐれ日記
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2005年07月25日(月) なんとか中毒

 いわゆる、「制服を着たらおなかが痛くなる」とか「通勤途中おなかが痛くなる」とか、学校行きたくない、会社に行きたくないという病気。
 本日、仕事、早退しました。本当に頭痛と吐き気でなんか倒れそうでした。でも、家に帰ってみるとだんだん調子が戻ってきまして、今はけろりとしてます。現金だなと思いつつ、母に「なんとかっていう中毒じゃないの?」といわれました。他に考えられるのは単なる寝不足なんじゃないか……いや、今まで寝不足で頭痛はしなかったな。やっぱり……、なんとか中毒?


 真の塔

 一階の塔の町に戻ってきたダノとタジュトは皆に歓迎された。
 「やったぜ、坊主! 塔が真の姿を現したんだ」
 「さ、早くクリスタルを掲げてみなよ」
 「ま、待ってくれ、どうゆうこった?」
 ダノが集まってくる人々を押しのける。すると、北東の城の王がにこやかに笑っていた。
 「あんたは……」
 「ダノ殿も今は疲れているだろう。まず休ませなさい」
 「王様がそういうんなら」
 「しゃーねえな」
 皆が自分の生活に戻る。北東の王はあの大目玉の娘を連れていた。
 「久しぶりね」
 と、タジュト。
 「タジュトさん、ダノさん。この間は本当にありがとうございました」
 大目玉は相変わらず表情がわからない。が、タジュトによれば微笑んでいるらしい。
 「ダノ殿には本当に世話になった。君たちが真の塔を復活させたと聞いて駆けつけたんだ。今夜は私が主催で祭を開催しようと思ってね」
 「祭?」
 「ええ、それと。実は……」
 大目玉が顔を赤らめて(やはり、ダノにはわからないが)、タジュトにひそひそと耳打ちする。
 「え、赤ちゃん? おめでとう」
 「どんな子が生まれるのかしら。楽しみね」
 シルアが顔色変わることなく言う。ダノは大いにうなずいた。
 「小僧、良くやったな」
 南西の城の王だった。シルアに焼かれた身体はきれいさっぱり治っている。
 「この先はさらに厳しいぞ。心して行け」
 「ああ、ここまできたら負けられねえ」
 そして、ダノに面会したい人々が次々に現れる。海洋世界の龍王もそこにいた。
 「久しいな」
 「あ、おじいちゃん。亀は元気?」
 「ああ、今では自由に泳ぎまわっているよ」
 「じいさんも俺たちの見送りか?」
 「それもあるが、お主らに忠告したくてここまで来た」
 龍王は声を潜めた。ダノたちはそのそばに詰め寄る。
 「正直、あのアシュラが本物であったか……お主らの倒したアシュラは偽者ではないかと思っておる」
 「そりゃ、どうゆうことだ?」
 オードが顔をしかめる。
 「どうとも言えん。わしの勘だからのう」
 龍王はそれきり黙ってしまった。 


草うららか |MAIL

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