気まぐれ日記
DiaryINDEX|past|will
えー、昨日話した宿題(内職)があるので、今日は早めにやっちゃいたいと思います。
塔 一階
アシュラは六本の腕を振り上げタジュトに襲い掛かった。 「なんだかさっき拾った盾!」 「また拾ったんか!」 盾はタジュトを包み、アシュラの攻撃を抑えた。 「くう! イージスの盾か。そんなものをどこで」 「塔の中に決まってるでしょ。そんなことも知らないで塔を支配しようとしていたの?」 「黙れ、小娘! まとめて死なせる。フレアよ!」 アシュラが大爆発を起こす。防御などを無視した究極の魔法と呼ばれるものだ。 「うぉおっ!」 全員がダメージを受ける。それでも、なんとか生きていた。 「癒しの杖よ」 「ハイポーション」 シルアとタジュトが回復に回る。 「ほら、ケアル!」 オードも魔法で回復する。 「お兄ちゃん、がんばって!」 「もう少しで、ダノさんの回復もできますから」 「ああ、頼むぜ」 アシュラが何かやろうとしたが、その前にシルアの癒しの杖がダノを回復。タジュトの44マグナムがアシュラに向かって撃ち出される。アシュラがそれに気づいてすばやく身をかわした。エクスカリバーを構えなおし、アシュラに向かう。 「ここまで来たんだ、何が何でもてっぺん行ってやる!」 今度は頭突きを食らわそうとアシュラが頭を突き出す。それが、三つある。ダノはそれをかわし、エクスカリバーを突き出した。 「そ、その剣……」 「ああ、神様とやらに頂いた剣だ」 「まさか、それは、封じたはず……」 「どうやら、神様も手を打っておいたらしいな。お前がこの塔を支配しようとしているのことに感づいて、この剣を預けておいたらしい」 「こ、これが、私の運命か……この敗北が……」 アシュラにひびが入り、砕き崩れ、そして、なくなった。蹴り倒された玉座もなくなる。残ったのは置くにある扉だけだった。 ダノは深呼吸してから、ノブに手をかけた。もう一度、深呼吸。 「お兄ちゃん、何ためらってんの?」 「ばか、何があるかわからないだろう!」 「今更、そんなこと心配してどうするの? さっさと開ける!」 「悪い予感はしないわよ」 「兄貴、ここはおもっきり行きやしょうや」 ダノは三人にせかされ、扉を開こうとした。急に床がぽっかりと開く。 「えッ!」 四人は、暗闇に落ちていった。 「おーい! もう一度あがってこられるかー?」 そんな声を遠くに聞こえた。
「お兄ちゃん、起きて!」 タジュトが呼ぶ声で目を覚ます。そこは見慣れた風景が広がっていた。近くにそびえ立つ塔が見える。 「ここは……」 タジュトに助け起こされたシルアとオードも驚く。 そこは、一階の世界。ダノとタジュトの生まれた故郷だった。
|