気まぐれ日記
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2005年07月24日(日) 早めに更新

 えー、昨日話した宿題(内職)があるので、今日は早めにやっちゃいたいと思います。


  塔 一階

 アシュラは六本の腕を振り上げタジュトに襲い掛かった。
 「なんだかさっき拾った盾!」
 「また拾ったんか!」
 盾はタジュトを包み、アシュラの攻撃を抑えた。
 「くう! イージスの盾か。そんなものをどこで」
 「塔の中に決まってるでしょ。そんなことも知らないで塔を支配しようとしていたの?」
 「黙れ、小娘! まとめて死なせる。フレアよ!」
 アシュラが大爆発を起こす。防御などを無視した究極の魔法と呼ばれるものだ。
 「うぉおっ!」
 全員がダメージを受ける。それでも、なんとか生きていた。
 「癒しの杖よ」
 「ハイポーション」
 シルアとタジュトが回復に回る。
 「ほら、ケアル!」
 オードも魔法で回復する。
 「お兄ちゃん、がんばって!」
 「もう少しで、ダノさんの回復もできますから」
 「ああ、頼むぜ」
 アシュラが何かやろうとしたが、その前にシルアの癒しの杖がダノを回復。タジュトの44マグナムがアシュラに向かって撃ち出される。アシュラがそれに気づいてすばやく身をかわした。エクスカリバーを構えなおし、アシュラに向かう。
 「ここまで来たんだ、何が何でもてっぺん行ってやる!」
 今度は頭突きを食らわそうとアシュラが頭を突き出す。それが、三つある。ダノはそれをかわし、エクスカリバーを突き出した。
 「そ、その剣……」
 「ああ、神様とやらに頂いた剣だ」
 「まさか、それは、封じたはず……」
 「どうやら、神様も手を打っておいたらしいな。お前がこの塔を支配しようとしているのことに感づいて、この剣を預けておいたらしい」
 「こ、これが、私の運命か……この敗北が……」
 アシュラにひびが入り、砕き崩れ、そして、なくなった。蹴り倒された玉座もなくなる。残ったのは置くにある扉だけだった。
 ダノは深呼吸してから、ノブに手をかけた。もう一度、深呼吸。
 「お兄ちゃん、何ためらってんの?」
 「ばか、何があるかわからないだろう!」
 「今更、そんなこと心配してどうするの? さっさと開ける!」
 「悪い予感はしないわよ」
 「兄貴、ここはおもっきり行きやしょうや」
 ダノは三人にせかされ、扉を開こうとした。急に床がぽっかりと開く。
 「えッ!」
 四人は、暗闇に落ちていった。
 「おーい! もう一度あがってこられるかー?」
 そんな声を遠くに聞こえた。

 「お兄ちゃん、起きて!」
 タジュトが呼ぶ声で目を覚ます。そこは見慣れた風景が広がっていた。近くにそびえ立つ塔が見える。
 「ここは……」
 タジュトに助け起こされたシルアとオードも驚く。
 そこは、一階の世界。ダノとタジュトの生まれた故郷だった。


草うららか |MAIL

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