気まぐれ日記
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2005年07月20日(水) |
八月はどうなるんだ? |
辞められそうもない、決定。 なんか、あったま来ておかしくなりそう。 一体、誰だ。職ないっていう奴は。
塔 二十階
小世界というより、資料室だった。 棚がならんでいて、そのファイルには写真やプロフィールなどが書かれている。そして、次のページには、『アーサー 11階 19−3−21』と書かれていた。 「なんだ、これ?」 ダノは眉をひそめる。 『11階』は階数だとわかる。その後の数字はわからない。日付だろうか。その他のデータも出てきた。
『くろう 13階 50−2−18』 『ハーン 19階 72−6−14』 『ジーク 6階 24−2−12』 『リズ 12階 80−1−28』 そして、ダノのプロフィールまで出てくる。 「あ、お兄ちゃんの……」 ばんっ!
ダノはファイルを閉じた。 「どうしたの? お兄ちゃん」 「書いていなかった」 「何が?」 「階数と、その後の数字……つまり、これは」 タジュトもシルアもオードも黙った。 死亡者名簿。脱落者たちのリスト。 「冗談じゃねえ。俺たちは上りきるぜ。絶対に! こいつらのように、死んでたまるか!」 オードが怒鳴る。 「そうよ。ここまで来たんだよ。死んじゃったら意味ないわ」 「もちろん、私たちは死なない。ね、ダノさん」 一行はその部屋を出た。閉じたその扉の向こうから魔界塔士たちの叫びや無念が聞こえてきそうだった。
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