気まぐれ日記
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「CDを焼く」ことが出来ず、夜更かししたせいである。 ぽやんとしてます。
部屋に入ると、真ん中に機械の台が置かれてあり、その上にケースに収まったプルトニウムが置かれてあった。 「ねえ、プルトニウムってなんかやばいものじゃなかったっけ?」 タジュトは遠巻きでそれを見た。 「大丈夫。危険はなさそうだわ。ケースが特殊だから。それにあまり長く持っているわけじゃないし」 「そっか……」 近づこうとすると突然、警報が鳴り出す。機械音声が警告を流す。 『シンニュウシャ アリ ハイジョ セヨ』 繰り返し、繰り返し流す。そして、ガション、ガションと金属が歩く音が聞こえた。 「兄貴、お出ましだぜ」 「ああ、こいつを倒して、さっさと中和機を完成させるぞ!」 「ええ、総長さんのためにも」 「さやかちゃんのためにもね!」 デスマシーンは殺人ビームを使ってくる。それをオードが受けシルアが本を使って攻撃。タジュトはハイポーションを配りまわり、ダノはあまり効かないが剣で攻撃した。 「くっそ、固い!」 「当たり前よ。鉄だもん」 「三段突き!」 三段突きを食らわせたが、ダノのほうがダメージが大きそうだった。 「ダノさん、ここは私たちでやるから、サポートお願い」 彼は言われたとおり、ハイポーション配りをした。 オードの魔法とシルアの本の魔法によりようやく、デスマシーンが機能を停止した。光を失い床に座り込む。 「やったぜ、兄貴」 「ひとまず、総長さんの敵をとったわね。次は、朱雀よ」 プルトニウムを機械に取り込み、中和機が出来上がった。 『この機械は対朱雀バリア用中和機イレイサー99……』 「わっ、総長!」 中和機イレイサー99が語りだした。それも、総長の声。 『総長ではない。イレイサー99。使用者の名前を登録する。名前を入れてください』 「だ、ダノ……」 『了解。登録完了。健闘を祈る』 イレイサー99が黙ると回りは静まり返った。 「なんだったの、今の?」 「音声は総長さんが入れたのね。それにしても、良く出来ているわ」 タジュトが今ごろになって涙ぐんでいる。この間、ジャンヌが亡くなったばかりだ。ダノは茶化すことなくそのままそっとしておいた。 「さ、一度街に帰ろう。さやかちゃんには辛い話をしなきゃならないな」 「そうね」 「うん」 ダノたちは原発跡をあとにした。
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