気まぐれ日記
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2005年07月13日(水) 寝不足

 「CDを焼く」ことが出来ず、夜更かししたせいである。
 ぽやんとしてます。


 部屋に入ると、真ん中に機械の台が置かれてあり、その上にケースに収まったプルトニウムが置かれてあった。
 「ねえ、プルトニウムってなんかやばいものじゃなかったっけ?」
 タジュトは遠巻きでそれを見た。
 「大丈夫。危険はなさそうだわ。ケースが特殊だから。それにあまり長く持っているわけじゃないし」
 「そっか……」
 近づこうとすると突然、警報が鳴り出す。機械音声が警告を流す。
 『シンニュウシャ アリ ハイジョ セヨ』
 繰り返し、繰り返し流す。そして、ガション、ガションと金属が歩く音が聞こえた。
 「兄貴、お出ましだぜ」
 「ああ、こいつを倒して、さっさと中和機を完成させるぞ!」
 「ええ、総長さんのためにも」
 「さやかちゃんのためにもね!」
 デスマシーンは殺人ビームを使ってくる。それをオードが受けシルアが本を使って攻撃。タジュトはハイポーションを配りまわり、ダノはあまり効かないが剣で攻撃した。
 「くっそ、固い!」
 「当たり前よ。鉄だもん」
 「三段突き!」
 三段突きを食らわせたが、ダノのほうがダメージが大きそうだった。
 「ダノさん、ここは私たちでやるから、サポートお願い」
 彼は言われたとおり、ハイポーション配りをした。
 オードの魔法とシルアの本の魔法によりようやく、デスマシーンが機能を停止した。光を失い床に座り込む。
 「やったぜ、兄貴」
 「ひとまず、総長さんの敵をとったわね。次は、朱雀よ」
 プルトニウムを機械に取り込み、中和機が出来上がった。
 『この機械は対朱雀バリア用中和機イレイサー99……』
 「わっ、総長!」
 中和機イレイサー99が語りだした。それも、総長の声。
 『総長ではない。イレイサー99。使用者の名前を登録する。名前を入れてください』
 「だ、ダノ……」
 『了解。登録完了。健闘を祈る』
 イレイサー99が黙ると回りは静まり返った。
 「なんだったの、今の?」
 「音声は総長さんが入れたのね。それにしても、良く出来ているわ」
 タジュトが今ごろになって涙ぐんでいる。この間、ジャンヌが亡くなったばかりだ。ダノは茶化すことなくそのままそっとしておいた。
 「さ、一度街に帰ろう。さやかちゃんには辛い話をしなきゃならないな」
 「そうね」
 「うん」 
 ダノたちは原発跡をあとにした。


草うららか |MAIL

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