気まぐれ日記
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2005年07月08日(金) とうとう、動き出す?

 果たして、後任は見つかるのか? 
 もっと、早く出してよ新聞広告……。


 図書館。ところどころ崩れたところがあるが中は本棚が並ぶ。二階建ての広い広い図書館だった。
 「これを、どう探せと……」
 ダノはため息をつきかけた。
 魔物が我が物顔で歩いているが見える。
 「こんなところにまでいるのか……」
 オードが舌打ちする。
 「あ、あそこに何か書いてるよ」
 タジュトが指すほうを見ると、陳列表らしい。文学、歴史、哲学、図鑑、科学などなどどこにあるかが書かれている。
 「場所だから、地図か……」
 「二階ね」
 埃をかぶった階段を一行は上る。二階もまた、広い空間に所狭しと本棚が並んでいた。
 「さ、探すぞ」
 地図の本棚を調べはじめる。が、
 「あ、どくろんだ!」
 ガイコツ系の魔物が襲ってくる。片付けた。
 「じゃあ、始めるぞ」
 「ダノさん、アンモナイツが……」
 タコ系の魔物が襲ってくる。片付けた。
 「じゃ、気を取り直して……」
 「兄貴、28号が!」
 機械兵系の魔物が襲ってくる。片付けた。
 「あー! もう、切りがねえ!」
 「じゃあ、あたしたちでやっちゃうから、お兄ちゃんは探しまくって」
 言われたとおりそうする。運良くすぐにこの辺の地図が見つかった。ついでに一冊の本を見つける。
 「見つけたぜ」
 「じゃあ、ここから出よう。あたし、飽きちゃった」
 意外に図書館の魔物は多かった。
 「ラーバウォームよ」
 シルアが冷静な声で言う。芋虫系の魔物が群を作って四人を囲っている。
 「さわるとやけどすることがあるから、気をつけて」
 「シルア、これ使え」
 ダノは先ほどの本を押し付けた。
 「これ、ブレイクの書じゃない」
 さっそく使い、ラーバウォームを石にした。
 「じゃ、出よう」
 彼らは駆け足で図書館を出た。


草うららか |MAIL

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