気まぐれ日記
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2005年06月30日(木) |
ヨーグルト、賞味期限26日 |
のもの、2パック。この間間違えて頼んでしまい買い取ろうと思っていて職場におきっぱなしにしていた。 実は、26日に使用したんだが……。 賞味期限ギリギリの持ってきやがってえー! でも、食べますよ。そういうものに関しては、うちの腹は鈍感だから。(なのにもかかわらず、ちょっと食べ過ぎたりすると下ってしまうデリケートなおなか)
塔 十四階
ちょうど、十三階の世界の真上あたりにある扉を開けると、その世界は浸水していた。 「なんだ! なんだ!」 水はダノの腰の辺りまで来ている。しかも、一歩踏み出すとずぼっと足が沈み一気に肩まで浸かった。 「湖があふれて、大変なんだよー!」 声が聞こえた。子供の声だった。今にも溺れそうだ。 「あたし、泳げないの。どうしよう」 と、女の子の声。オードはその子を塔の入り口そばまで連れて行った。 「ここで少し待ってな」 「猫さん、ありがとう」 「いいってことよ。しかし、こりゃどうなってんだ?」 「うえーん、たかしくんがやろうって言ったんだよう」 他にもまだ子供がいる。ここは子供の世界らしい。 「たかし?」 「あそこにいるよ。たかしくんがゴミを湖に捨てたの。そしたら水があふれてきて……」 湖があるそばへ泳いで見ると、子供が泣いていた。泳ぎながら泣いている器用な子だった。 「お前がたかしか?」 「うん」 「もう、ゴミなんか捨てんなよ」 「ご、ごめんなさい」 「今、もぐって取り除くから、みんなで塔の入り口で非難してろよ」 「うん、ありがとおじちゃん」 「ああ? なんか言ったか?」 ダノの目が鋭く光った。たかしと呼ばれる子供は何かを悟り言い直した。 「あ、ありがとおにいちゃん」 タジュトがダノをつつく。 「あんな小さな子供、脅さなくてもいいじゃない。大人気ないわね」 「あのクソガキ、お前のことまでおばさんって呼ぶぜ」 「っんもう、それよりゴミ取りよ」 ダノはもぐる。水はかなり澄んでいる。あまり深く考えないことにした。水はきれいだ。それで十分だ。底には、ゴミ。紙のようだ。 『名前 たかし 12点』 テストの答案用紙だった。 「たかし、あったま悪!」 そんな束が何枚も何枚も出てきて……。
ごぼっ! 何か、音がした。
ごごごごごごごごごごっ……! ざざざばあー!
「わーい! 雨だ雨だー!」 「ごっくらく、極楽うー!」 そこは、タコの住む世界だった。 「あ、あんたさっき塔から来た人だね。ありがとう。雨が降らせてくれたんでしょ」 「おかげで干からびることなく雨にありつきました」 「よかったよかった」 ダノたちは決して言わなかった。この世界が赤点テストのために危機に陥っていたことを。そして、 「これじゃ、降りすぎだろ!」 ということを。
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