気まぐれ日記
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キングスライムが出てきた。 「やまびこの帽子」と「かんむり」がセット。そして……ちょっと肥えたスライムが……! ちがうって。 最近とても暑くなってきてます。そういう日に限って仕事です。でも、もう少しと思いながら出勤してます。
浮遊城に入るとまっすぐ白虎の元へ向かった。しかし、謁見の間にはいなかった。 「お兄ちゃん、宝箱!」 部屋の奥にひっそりと置かれた箱を開けると鍵が入っていた。それを持ってさらに階段を上る。その頂上の扉は鍵がかかっていた。 「で、これを使うんだな」 部屋に入ると、ジャンヌそっくりの女性が、やはり親衛隊に囲まれていた。 「いや、こないで!」 と、その女性……ミレイユは叫んでいる。 「クリスタルはどこだ」 「知らないわ。そんなの!」 「しらばっくれるな! もうすぐお前の姉も来るはずだ!」 「それまで、可愛がってやろうか」 「いやあ!」 ダノたちが割り込み、親衛隊を片付ける。 「乙女のピンチってやつ? 全く、部下の教育がなってないわ」 「大丈夫? ケガない?」 「あんた、ミレイユだよな。あんたの姉さんが待ってるぜ」 ミレイユは、礼を言ってダノに抱きついた。 「よせよ」 ダノがミレイユを引き剥がす。 「ごめんなさい。怖かったの……」 ミレイユは自分の肩を抱いた。そして、彼に尋ねる。 「姉さんは? 姉さんは無事?」 「ああ、森の隠れ家にいるよ」 「そう……。だそうよ、白虎」 「えっ!」 背後から冷気を感じる。振り向くとそこに白虎が現れた。 「罠……だったのね」 「騙されたの?」 信じられないと、シルアとタジュトはミレイユを見る。 「お前たちが玄武と青龍を倒したことは知っている。泳がせておいて正解だったな」 「ミレイユ、どういうことだ!」 ダノが振り返る。とたん、体がしびれた。地面に伏せる。 「お兄ちゃん!」 「どお? 痺れ針の味は?」 さきほど、ダノに抱きついたときに仕込んだのらしい。 「あなた、お姉さんを裏切るの?」 「裏切るわけじゃないわ。でも、あたしは強いのが好き。逃げて隠れての生活なんてまっぴら。それならクリスタルなんか白虎様に渡してしまった方がいい。白虎様はあたしに約束してくださったの。ここで何不自由ない暮らしを」 「お前たちはすぐに殺さん。町で公開処刑がいいな」 三人は、城の地下の牢獄に落とされた。
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