気まぐれ日記
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2005年06月09日(木) 主任がケガした話

 いや、もう怪我しちゃったんですよ、主任。利き手なんで、いづそうでいづそうで。利き手が使えないって大変だと。頼むから休んでいてくれと思った。そのほうが早く治るし。


 シルアの言葉がいけなかったのか、タジュトがはやし立てたのがいけなかったのか、ダノが赤い玉を見つけたのがいけなかったのか、怒り狂った青龍は長い尾を巻きつけてきた。寸でのところでそれを交わす。
 「いくわよ! 雷よ!」
 サンダーの書を掲げてシルアは叫ぶ。光が轟音が青龍を包み込む。
 が、青龍は傷一つなくぴんぴんしている。
 「効かぬわ! この私をなんだと思っておる!」
 今度は青龍が雷を呼ぶ。
 「食らえ!」
 ダノたちに稲妻が襲いかかる。
 「きゃー!」
 「うぉあ!」
 「ひん!」
 何とか息が出来る。しかし、瀕死だった。
 「ポーション使え、ポーション」
 「ポーションじゃ間に合わない。ハイポーションだよ」
 「いやしの杖よ」
 なんとか、体制を保つ。
 「だけど、も一度食らったら最後だぜ」
 「回復アイテムもうほとんどないしね」
 「ええ」
 もう一つの本、クラウダの書を手にしてシルアもうなずく。
 「今度はこっちから行くぜ、でっかい蛇!」
 ダノの言葉が青龍の逆鱗に触れた。


草うららか |MAIL

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