気まぐれ日記
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2005年05月30日(月) エクセルの魔

 たんに自分が馬鹿だったという話なのですが、どうやって「絶対参照」にすればいいのか、そうとう悩みました。ヘルプで開いても良くわからなかったし……。ただ自分で一回打ち込むだけで、素晴らしくできました。
 「エクセルって頭いいなあ」 という自分がおバカさんです。

 庵には、小さな老人がぽつんと座っていた。
 「こんにちは、おじいさん」
 タジュトが挨拶をした。
 「こんにちは、お嬢さん。何か御用かな」
 「はい。空気の実がどこにあるのか知りたいの」
 「ほほう、海底の城にでも行くのかえ?」
 「海底の城? それは聞いてないな」
 と、ダノ。
 「おやおや、知らなかったのか。まあ、いいだろう。空気の実なら南の島の、ひときわ大きい木になっておるわい。地面に落ちた良く乾燥した実ほど空気が詰まっておる」
 「ありがとうございます。おじいさん」
 シルアが礼を言う。
 「なんのなんの。若い娘っ子に会えただけでも、わしゃうれしいわい」
 「ところで、じいさん。じいさんの知り合いで塔に入れるような若い女を知っているか?」
 ダノはタジュトが会ったという女性のことを聞いてみた。
 「ほう、あの塔にか? いやいや、大したおなごだのう。だが、そんな者は知らん。そうじゃ、一つ言っておく。青龍を知っておるか? 奴は凶暴じゃ。気をつけてかかれ」
 「おう、ありがとなじいさん」
 ダノは庵を出ようとした。出れなかった。
 「なんだ、こりゃ? また」
 「おじいさん、ありがとう。お邪魔しました」
 「お邪魔しました、おじいさん」
 タジュトとシルアはそう言って庵から出る。
 「お兄ちゃん。ちゃんと挨拶しないと出入りできないみたいよ」
 そう言われてダノは、
 「じゃあな、じいさん。あばよ」
 と庵を出た。


草うららか |MAIL

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