気まぐれ日記
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| 2005年05月13日(金) |
ご近所びっくりニュース |
近所の回転寿司屋に母と伯母二人で行った。近くに座っていたオバちゃんが、手で回っている寿司のネタだけを取って、手元にある軍艦巻きの上に乗せて食べた。片方だけネタのない寿司は私たちの目の前を通っていった。 「今、あのオバさんが……」 と、私。 「なんなの、あれ? 変なんじゃない?」 と、母。(オバちゃんの)一番近くに座っていた伯母も、気づいていたので、一緒にささやきあっていた。 昔で言う、オバタリアン(末期症状)。と、いうより犯罪に近いっすね。いくら百円寿司でも。(今、オバタリアンって言っても知らない人が多いかな)
イーリスは時々ふらりといなくなる。どこに行ってくるのかは、得意のだんまりで言わない。 グオンはあまり気にしなかったが、国王である父親はかなり気になっていた。なので、「跡をつけろ」と言われた。 彼が出かけるのは不定期で時間もまちまちだった。だから、グオンにも全く予測がつかなかったため、いまだに尾行は成功どころか、やってもいない。気づいたときにはもういないし、そして帰ってくる頃だった。 ヘネシーに聞いても、知らないの一点張りだった。彼女の表情から嘘はついていない、とグオンは確信している。彼には女性の心を読む力がある。 そんな時、イーリスが珍しい質問をしてきた。 「グオン。小さな女の子って何を欲しがる?」 答える前に、彼は大いに驚いた。 「はあ?」 思わず聞き返した。 「だから、小さな女の子って……」 「さあな。好きなものならなんでもいい。まあ、いくら女性でも小さな子だからな。宝石などを贈っても喜ばないだろう」 「そうか、そうだよな」 「相手が小さな子なら、夢をかなえるという方法もある。もっともかなえられそうな夢だったらの話だが」 「なるほど……」 イーリスは何度もうなずいて、どこかに行ってしまった。グオンはそれとなくつけてみた。 イーリスが向かったのは厨房だった。中に入り、中で働いている女中と何か話している。厨房から出て、部屋に向かい何かを持ってきてまた厨房へ。それから何時間も出てこなかった。夕方頃、彼は出てきた。 「何やってるんだ? グオン」 「お前こそ、厨房で何やっていたんだ?」 「……内緒」 次の日、朝早く。彼はやはり厨房に向かった。そして、彼は外へ出て行った。小さな包みを抱えて。 彼が向かった先は、町外れの孤児院だった。孤児院といっても老夫婦が数人を面倒見ている小さなところだった。 「あ、おにーちゃんだ」 「おはよう、ウィズ」 「おはよう」 ウィズと呼ばれた少女は元気に挨拶を返した。 「今日は朝早くどうしたの?」 「ウィズのお誕生日だから」 と、抱えていた包みを差し出した。 「わあ、ありがとうおにーちゃん。おじいちゃん、おばあちゃん。おにーちゃんから、プレゼントもらった!」 ウィズがはしゃいで老夫婦にそれを見せた。白い箱にピンクのリボンのついた小さな箱。彼女がこの老夫婦以外から初めてもらった物だった。 「ねえ、今度ぼくの誕生日にも」 「うん、もちろんだ」 「すまないね、君。いつも子供たちと遊んでもらって。プレゼントまで」 と、老夫婦は礼を言う。 「いえ、好きでやっているから。それより俺はこれで」 イーリスは急いで帰っていった。 「お前、いつもあそこに行くのか?」 帰り道、グオンは話しかけた。イーリスは黙っていたが、しばらくして口を開いた。 「たまに。あの女の子が迷子になった時、家まで送ったんだ。それが、孤児院だったんだ」 「ほう」 グオンもそれ以上は聞かなかった。ただ、気になるのは……。 「あの少女に何を贈ったんだ?」 「ウィズの小さな夢」 ウィズが彼に言ったがある。お菓子の家が出てくる物語を読んで、住んでみたいと。 だから、菓子作りが好きな女中と小さなお菓子の家を作ったのだ。住むことは出来なくても、食べることはできる。
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