気まぐれ日記
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2005年05月11日(水) なんだか 

 あまり身が入らない。それでも、何か書いておきたい……。
 嘘です。なんかしばらくクローズさせたい気分です。
 そろそろ、サガの続きでもやろうかな。


 話は、また三人組のことである。

 路銀担当のアニムが、青ざめた顔(フードでほとんど見えないが)で何かを伝えようとしている。ちょうど食事をするために食堂のテーブルについている二人は、アニムのその様子に察しがついた。
 「何、アニム。路銀つきそうなの?」
 「まさか、あと金貨一枚しかないっていうんじゃねえだろうなあ」
 「……銀三枚」
 アニムが言った金額は、今食事をすればその三枚も足りなくなる額だった。
 「どうゆうこったあ! アニム!」
 「アニムらしくない、全然ないッ! どうしちゃったの!」
 アニムがさらに青ざめる。
 「すられた……」
 「財布に縄つけているお前が、何故だあ!」
 「おかしいわ。絶対おかしいわよ、アニム」
 「わからん。小生にもさっぱり」
 「と、とにかく、仕事だ! 仕事」
 「そうね、仕事がなかったらバイトでも何でもやるわ!」
 「すまぬ、皆」
 「どうってことないわよ、あたしたち仲間じゃない」
 「そうだぜ。大物とっ捕まえたらすぐだぜ」
 
 一週間後。
 苦労の末、やっと路銀を得られて余裕で旅をすることが出来るようになった。
 「よかったわね。あたし、ウェイトレスの仕事もう嫌になってたのよ。よくお尻触られちゃうし」
 「その後、一発食らわしただろ、客に。それより、思った以上に大変だった。まともな賞金がでねえからな」
 「でも、まあこれで次にいけるわね」
 そこへ、アニムが青ざめた顔(やはりフードで顔は見えないが)で入ってきた。
 「すまぬ」
 「どうした、アニム?」
 「また、すられたの?」
 アニムは首を振った。そして、懐からたんまりと入った財布を取り出した。
 「すまん。あった」
 「あった?」
 二人の声がきれいに重なる。
 「実は……」
 スリ多発地帯を通るとき、懐では不安だったので鞄の底に隠したまま忘れた、という。
 「……まあいいんじゃねえか。路銀あったし」
 「そうよね、ないよりは。どうせなら贅沢しましょ」
 「たまにいいじゃねえか?」
 こうして、二人の強引な贅沢三昧で、結局、路銀は尽きた。


草うららか |MAIL

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