気まぐれ日記
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全く第三者が現れて、物事を片付ける方法。 よくある三流推理小説タイプ。 でも、まあ、いいや。
「間に合ってよかった。レスティ、大丈夫?」 リサが呆然としているレスティに声をかけた。知っている声と姿で彼女は我に帰った。 「ありがとう、リサ。でも、もう遅い。コウが……」 「コウが?」 リサがレスティの指先を見た。ベッドに近寄り彼の顔に手を当てたり胸に耳を押し当てたりする。か細いが息はある。 「こんなことでコウを死なせたりしない。何とかなるわ、必ず」 何かで見たことがある。致命傷を負いながらも医師たちの懸命の努力で怪我を克服し、社会に戻ってきた。 あれは、確か、異世界の……テレビで見たんだっけ? 「病院に連れて行く」 「無駄だよ。血を作り出すなんてできっこないんだから」 「違う。血は分けてもらえるもの」 「分ける? どうやって?」 それも、何かで見た。自分も参加したことがある。献血といった。異世界の血と変わりないらしく、「A型」と言われた。何のことか良くわからなかったが。 「コウを助けるから」 リサはコウを起こして、彼女は異世界を思って歌った。
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