気まぐれ日記
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中を過ぎていた。なんかいろいろあったような……。 全然関係ない話だが、通勤中にあったパチンコ屋(けいおう)がつぶされておしゃれっぽい建物に変身した。なんの建物かと思ったらパチンコ屋(わしズ)だった。なんか、がっかりした。(パチンコやらんし。無駄に金を使うのは、お菓子を取るゲームぐらいでいい。負けること前提)
翌日、予定通りべグゼッドは犯人とされた。ただし、ゴシップ紙なんで誰も本気で受け取ってくれない。面白がって中傷したりする者が城に来たが、城ではもちろん取り合わなかった。 べグゼッドは待つだけだった。変装名人はどのようにして現れるのか、わからない。 「なぜなら、変装名人だから」 カシスがきょろきょろしている。 「慌てんなよ、カシス。相手はな、怪しまれない格好で来るよ」 夜になっても現れなかった。 「寝るか……今日は来ないみたいだな」 カシスが返事の代わりにあくびをする。部屋に戻ろうとすると、ノックが聞こえる。グオンが入ってきた。 「べグゼッド、現れたぞ」 グオンが、廊下を指差す。変装名人のことを言っているらしい。 「らしいな……。カシス」 「おう」 カシスが剣を抜く、そしてグオンに向けた。 「どういうことだ?」 「変装名人とはいえ、グオンを変装し切れなかったってことだ。まず、ノックなんてしない。そのくせ、人には「しろ」と言う。そして、自室ではともかく、グオンは部屋を出るときには襟元を締めるんだ。いつ、メイドとすれ違うかわからないからね」 「なんなんだ、それは」 「それが、グオンなんだ。あんたはまだまだ半人前だな」 「言うな、それを」 グオンの偽者が短剣を握りカシスに向ける。しかし、カシスがすぐたたき落とす。 「なぜ、あの男を殺した? そしてなぜ、俺に変装した?」 答える前に変装名人は、駆けつけた兵士に取り押さえられ逮捕、城の離れにある牢屋に入れられた。 「犯行の理由は、稚拙だな。変装名人として半人前と言われたからだってよ。被害者こそが変装名人であの犯人はその弟子。べグゼッドに変装したわけでなく、犯人の髪が赤毛だった。そして、子供のような身長なら疑われにくいとにらんだらしい。どうだ」 翌朝、ライスキーとブレングが城を訪れて兵士から話を聞いた。前にべグゼッドが被害者のことを聞いた若い兵士である。 「うーん、納得していいもんかなあ」 彼はなんだか拍子抜けした。カシスも同じような表情である。 「だがな、記者はそれを面白く書くんだ」 「しかし、記者はそれを深く書くのですよ」 二人の記者の声が重なった。二人はもっと詳しいことを兵士から聞き出そうとしている。べグゼッドは、ごゆっくりと言ってそこから離れた。 「それにしても、そっくりだったなあ。よくわかったな」 「わからない方が変だよ。長い付き合いだから。それに、足音も違ってたしね」 「足音?」 「グオンの足音は特徴あるからすぐわかる」 「……お前の方が変だ」 そんなの、聞き分けたこともないっと言った顔をした。
そのゴシップ紙は、久しぶりに真実を書いた。その内容が面白く載っていたことで話題になった。そんなわけで、そのゴシップ紙は、たまに真実を面白く書くことが多くなったという。
終わり
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