気まぐれ日記
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2005年04月15日(金) 明日は免許更新

 に行ってきます。
 

 カシスが笑った。その笑いは乾いている。
 「伝説だってさ、べグゼッド」
 「ううっ……」
 「しかし、伝説ではないかもしれない。何しろ」
 「時間だから?」
 台詞を先取りされたトルクはそれ以上何も言わない。黙って本を読んでいた。「時間だから」は、この老人の口癖だった。何の時間を指しているのかは、べグゼッドには経験済みである。魔族たちが動き出し不可思議なことが次々起こっている。彼はそれを嫌と言うほど経験した。
 「ねえ、その変装名人一族ってどこに住んでいるの?」
 「さあて、西に住んでいるとも東に住んでいるとも言われるが、一番近いところにいるかもしれないな」
 「そうか。ありがと、トルク」
 「べグゼッド、無茶だけはするな」
 「うん」
 二人はトルクの部屋から出た。
 「今度は親父の部屋だ」
 「なんか、変なこと考えてんのか?」
 「だから、親父に許可とってもらうんだよ」
 べグゼッドはにやにやしている。何かよからぬことを考え付いた証拠だ。
 「あの記者を呼び出す」
 「あの記者って、あの記者か?」
 昨日、会ったとんでもない記者をカシスは思い出しただけで、ムカムカする。
 「で、どうすんだ?」
 「でっち上げてもらうんだ。犯人を、俺として」
 「はあ?」
 確かに、容疑者候補として名前は出されたが、はっきりと犯人とまでは書いていない。いや、書けない。ますます、カシスは混乱した。 


草うららか |MAIL

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