気まぐれ日記
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2005年03月28日(月) 三日間

 遅番でした。遅番は朝ゆっくり出来るけど、夜は遅い。(当たり前)
 でも、同じことを三日やるのはちょっと厳しかった。


 なんの魔法なの?
 彼女は悩んだが、思い切って使ってみることにした。興味があったからだ。
 「ねえもう一度、ひいて。最初から」
 「な、なんだ?」
 彼も彼女の異変に気づいた。だが、わけがわからない。
 「これは、もしかしてすごい歌かもしれないってこと」
 「そうなんだ」
 彼は最初からひき始めた。そして、彼女は彼と共に歌う。今度は魔法を使うという意識をこめて。集中していて気づかなかったが、彼らを何かが取り巻いて……彼らは見知らぬ地にいた。
 「……なんてことなの?」
 「ここは……あんたがやったのか?」
 「そう、なるわね」
 あたりは木々に囲まれている。小鳥のさえずりが聞こえる。何かの動物の鳴き声が遠くから聞こえた。
 森の中。
 そう言うのがふさわしかった。
 「でも、豊かな森だわ。適当に太陽の光が入って、生命があふれていて……」
 豊かな森は、月の光同様、魔法力を蓄えてくれる。彼女の世界でもそうだった。
 「なあ、これからどうするんだ?」
 彼は聞いた。
 「そおねえ……、どうしましょう。とりあえず、森を出ましょう」
 「でも、どこが出口なんだ」
 「そんなのは、まっすぐ突き進めば出られるはずよ」
 「そうか?」
 とにかく、突っ立っていてもどうしようもないので、彼らは歩き出した。


草うららか |MAIL

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