気まぐれ日記
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遅番でした。遅番は朝ゆっくり出来るけど、夜は遅い。(当たり前) でも、同じことを三日やるのはちょっと厳しかった。
なんの魔法なの? 彼女は悩んだが、思い切って使ってみることにした。興味があったからだ。 「ねえもう一度、ひいて。最初から」 「な、なんだ?」 彼も彼女の異変に気づいた。だが、わけがわからない。 「これは、もしかしてすごい歌かもしれないってこと」 「そうなんだ」 彼は最初からひき始めた。そして、彼女は彼と共に歌う。今度は魔法を使うという意識をこめて。集中していて気づかなかったが、彼らを何かが取り巻いて……彼らは見知らぬ地にいた。 「……なんてことなの?」 「ここは……あんたがやったのか?」 「そう、なるわね」 あたりは木々に囲まれている。小鳥のさえずりが聞こえる。何かの動物の鳴き声が遠くから聞こえた。 森の中。 そう言うのがふさわしかった。 「でも、豊かな森だわ。適当に太陽の光が入って、生命があふれていて……」 豊かな森は、月の光同様、魔法力を蓄えてくれる。彼女の世界でもそうだった。 「なあ、これからどうするんだ?」 彼は聞いた。 「そおねえ……、どうしましょう。とりあえず、森を出ましょう」 「でも、どこが出口なんだ」 「そんなのは、まっすぐ突き進めば出られるはずよ」 「そうか?」 とにかく、突っ立っていてもどうしようもないので、彼らは歩き出した。
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