気まぐれ日記
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国際ホテルのバイキング。なかなかよかった。デザートのケーキも「小さくてもいっちょまえ」なケーキでよかった。 機会があったらまた行こう。(食事券もらったら)
講習も半ばに入った頃、悪魔が現れた。この建物がある近くに。すでに一般の人が数人怪我を負っていた。 「皆さんは、ここから絶対出ないように!」 教員の一人が叫んで教室を飛び出した。もう一人の教員が駆けつけてきて強力な魔法でバリアを作る。 「皆さん、決してここから出ないで。私が皆さんを守るために出来るのはこうして結界を作ることだけなのです。あとは、皆さんで力を合わせてこの結界を維持してください。やり方は、獣除けと同じです」 そう言って、その教員も駆け出して行った。 外から轟音が聞こえた。その瞬間、窓の戸板が次々壊れた。悲鳴が聞こえた。だけど、誰もが動かずにいた。高位魔女の忠告を守っていた。もしかしたら、怖くて誰も覗けなかったのかもしれない。結界を維持するために集中していたのかもしれない。それが、長く長く感じたが、三十分ほどだったことが後でわかった。 「皆さん、ご協力ありがとうございました。もう結界を解いて構いません」 バリアを作った教員がぼろぼろの姿で現れた。あちこちにやけどやアザを作っている。 「今日はもう、何も出来ません。後始末は政府がやってくれますし、皆さんはお帰りください。ご家族も心配しているでしょうから。本日の講習分、一日伸びます。ご了承ください」 受講者たちは、そう言われてぞろぞろと帰っていった。 「先生、大丈夫ですか?」 あまりにぼろぼろな高位魔女に彼女は声を掛けた。 「ええ、大丈夫です。私が一番軽くすんだのですから」 彼女が帰宅して、彼女の家族は彼女の無事を喜んだ。街の片隅にある家でも悪魔が現れたのは広がっているらしい。 「よかった、本当によかった」 母が彼女を抱いて泣いた。彼女も母を抱きしめた。 翌日の講習、受講者は半分に減っていた。あの最初の日から教員としていた高位魔女は現れなかった。代わりに昨日のぼろぼろだった高位魔女が講師として挨拶した。あちこちに包帯を巻いて。多分、治癒の魔法もあまり効かないのだろうと思う。 講習が終わった後聞いてみると、今まで教員をしていた高位魔女は亡くなったと言った。昨日の悪魔に殺されたと。
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