気まぐれ日記
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2005年03月10日(木) 失敗した

 こんな形で掲載すべきだなかった。
 ちゃんと、ひとまとめにするべきだった。
 まあ、やっちゃったモンはしゃーねーわ。


 講習初日、彼女と同じように講習を受ける人々。彼女と同じくらいの年や年下の子。かなり年上のような人もいる。そして、男も混じっている。
 この世界は男も女も魔法力はあるが、女の方が格別に魔法力は高い。高位魔女はそれを更に高いものだ。しかし、ときたま男でも高位魔女をしのぐほどの魔法力を持ったものがいるのだ。もちろん、彼らも高位魔女となれるのである。
 「おはようございます、皆さん」
 教員の一人が挨拶する。うら若い女の人で腕に金の腕輪をしている。高位魔女の一人だった。金の腕輪はその証。悪魔たちが出現しないときはそれぞれ何かの職についている。魔法に関することが多い。
 「まずは、合格おめでとうございます。でも、本番はこれからだということは、わかりますね」
 教員は、少し黙ってから続ける。
 「まずは、皆さん。もし、高位魔女を目指していないのであればすぐにここから去りなさい」
 誰も、席を立たなかった。もちろん、彼女も。
 「高位魔女は悪魔と戦わなくてはなりません。わたくしも何度も戦いました。酷い怪我を負ったこともあります」
 教員はブラウスの袖を捲り上げる。手首からひじにかけて赤黒いアザが広がっていた。
 「戦いで、友人が目の前で殺されたこともあります。助けようにも、助けられなかったのです。それでも、高位魔女を目指すのなら残ってください」
 彼女の目の前に、光景が広がった。教員が見せている記憶だった。獅子のような悪魔が襲い掛かった。彼女は一瞬目をつぶった。しかし、これは記憶だと自分に言い聞かせて目を見開いた。悪魔はまだいる。今度は鷲のような悪魔が一緒にいる。二匹は一緒にかかってきた。彼女は目を開けてそれを見つめた。彼女を通り抜け、一人の高位魔女が魔法を使い追い払った。
 教員ではない魔女だ。彼女はその魔女を見ていた。
 魔女の息は上がっていた。もう限界に近い。それを狙ったのか、悪魔たちは魔女を囲んだ。そして、血しぶきが上がった。悲鳴、悪魔たちが狂喜の声を上げている。悪魔たちが去った後には、魔女はいなかった。骨もない。衣類の切れ端が風に飛ばされた。 


草うららか |MAIL

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