気まぐれ日記
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えーと、タイムリーなことに田中学院でアクセスがありました。「田中学院」は実在する学校名でした。だから、「この話は架空であり、実際の人物や団体とは一切関係ありません」みたいなことを言っておきます。一応。 で、季節の伏し目に田学。今日はひなまつりということです。
高山貴乃。田中学院中等部でオカルト研究部部員。本日家業があるため早めに帰ることになる。 「パパー、それ何?」 彼女の家は神社で、父親は神主、彼女は巫女である。巫女と言っても正月にはおみくじを売ったり、七五三でもお守りを売ったりとその程度のことしかやっていない。今日は、バイト料も出るということで家業を手伝うことにした。 「見てわからんか?」 「雛人形はわかるけど」 なんの変哲もない雛人形が社の中にある。しかし、ただならぬ何かを感じ取って彼女はピンと来た。 「わかった、これ、夜中に動き出すんでしょ?」 「惜しい。夜中に動いて人の首を絞めるんだよ」 「おんなじでしょ」 まあ、そんな代物がここで預かるのは珍しいことではない。 「私のお雛様はないくせに、毎年毎年なんでいつも呪われているような雛人形がくるわけ?」 「それだけ、この世は闇に近くなっているんだよ。さ、お払いだ。お前も手伝ってくれ」 「だと思っていたわ、パパ。今日は観客がいるのよ」 「そんな、危険なことに一般人を巻き込むわけには……」 「大丈夫。呪いで死ぬような人たちじゃないから。可奈ちゃん、部長いいよ」 待ち構えていたように、その二人は入ってきた。 「初めてです。和式の悪魔祓いは」 と、東可奈。貴乃のクラスメイトで同じオカルト研究部部員。そして、岡崎良介、オカルト研究部部長。 「すいません、見学させてください」 「本当に大丈夫かね?」 貴乃の父は不安そうだった。 「大丈夫。可奈ちゃんは守護霊様が着いているし、部長には魔が憑いているから、全然平気」 「……あ、そう」 ともあれ、悪魔祓いが始まった。
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