気まぐれ日記
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2005年02月09日(水) げっ

 エラー起こして、全部消えちゃったよ。
 

 京子が、お盆にお茶と羊羹を乗せて戻ってきた。
 「甘いものは大丈夫ですか?」
 「ええ、いただきます」
 拓馬は、甘いものに目がない。特に、チョコレートをつまみにブランディーをやるのが好きだった。そんなところにも道子は惚れたのだ。
 お茶と皿に盛った羊羹を拓馬に差し出すと、ややして口を開いた。
 「罪の意識はあります。でも、淋しいんです。一人で過ごすのがとても。一時期は、習い事とかいろいろやりましたが、ダメでした。夜が来るのが辛くて」
 「だからといって不倫に走らなくても……」
 「そうですよね」
 「でも、お話はわかりました。何か方法を考えましょう」
 拓馬は、爪楊枝で羊羹をさして口に入れた。そこに熱い茶をすする。彼はそれが好きだった。
 「それと、今夜は私のうちへ泊まりに来ませんか? 家内と息子がいるので淋しいことはありませんよ」
 「せっかくですけど、今夜はうちにいたいの。主人が電話をかけてくる日だから」
 「そうですか、では都合の良い日にでもどうぞ」
 「ありがとうございます。すいません、わがままを言ってしまって」
 「いえいえ、普通の不倫調査よりは楽ですから」
 と、言いつつ彼は「はて、どうするか」と考えていた。


草うららか |MAIL

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