気まぐれ日記
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主人公が男でも、やっていることは同じ。 (あと、メイドが若い(笑))
「……越田水穂二十四歳で、警察では殺人事件と断定して捜査を続けています」 と、ニュースは続き写真が出されて、拓馬はため息をついた。 「まだ若いのに可哀想になあ」 ビールをがぶりと飲み、空になったコップにつぎ足した。他のキャスターとの二、三言のコメントの後、「次のニュースです」という声が聞こえた。明るいニュースらしく笑い声が聞こえる。先ほどの湿っぽさはもうなかった。 「ねえ、父さん。野次馬が急にふらっといなくなって変か?」 「なんだ、洋? そんな奴がいたのか?」 「うん。俺はほとんど素通りだったけど」 「うーん、用事があったら見たいけど立ち去るだろうが……。顔、覚えているか?」 「うん」 夕飯の後、洋は、紙と鉛筆をテーブルに放り出した。茶碗を洗ったあと、一気にそれで似顔絵を描いた。彼は写真のようにその人物を書き出した。美術五は伊達ではない。
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