気まぐれ日記
DiaryINDEX|past|will
朝はいつものように出たはず。なのに、どこもかしこも渋滞。こんなにどこも混むのは珍しい。っていうか、しらない。 明日はもっと早めに出よう。
調査その一、迷子犬を探せ。
洋はメモ帳に書かれた文字を読んだ。意外に父、拓馬の字はきれいで読みやすい。しかし、それを読んで理解するほうが難しい。まるで、暗号のようだった。 『犬、キャバリア、男の子、4歳、36歳、おばか、かわいい……』 「単語しかかかれていない」 多分、キャバリアという犬種のオス犬で、四歳だが人間でいうと三十六歳くらいで、少し頭は悪いが非常にかわいい、という意味なのだろう。飼い主の自慢っぷりも含めてメモしているのだ。 ともかく彼はまだ寒い中でこの犬を探すことになった。 「でも、どこへ?」 特徴、とにかく意地汚い。 単語以外の文章はこれだけである。洋は唸っていた。が、持っている鞄から、『必要経費』と書かれた袋を取り出す。千円ちょっと入っていた。そして、近所の大型ホームセンターに入った。ペット用品売り場で、犬用のお菓子を少し買って出る。そして、飼い主の家に向かった。
|