気まぐれ日記
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| 2005年01月31日(月) |
すずめの涙はとても小さいので |
すずめの卵も小さいと思ったので、このタイトル。 今朝は酷かった。前が見えない状態で運転。吹雪と吹き上げられた雪で。午後にはおさまったけど。
学校の帰り道、柘植洋(よう)はとぼとぼと歩いていた。さすがに成績が悪いので補習を食らったのだった。同じく受けていたクラスメイトと別れてすぐ後、パトカーが目の前に止まっていた。二階建てのアパートの前、黄色の「立ち入り禁止」のテープが一部に巻かれている。もちろん、野次馬たちが集まっていた。 「事件か……」 通り過ぎようとして、野次馬の中からふらりと男が離れていった。 「……」 彼はそれをなんとなく見ていた。 「まだ二十代の女の人ですって」 「裸で殺されてたんでしょ?」 「そうそう、お風呂場で包丁で刺されて……」 この町内にしては大事である。滅多にない殺人事件だった。
「ただいまー」 外は寒い。家に入るとまず眼鏡が曇った。眼鏡を外すと全く見えないので、これではつけている意味はない。 「おかえり、洋」 「あれ、母さんパートこれから?」 「ええ、遅番だから。もう夕飯の用意はしているからチンして食べてね」 電子レンジは偉大な電化製品である。食品から懐炉まで温め、物によってはオーブンがグリルがなにやら機能がついている。最近は音楽で知らせるレンジもあるが、それでも「チン」という元来からのお知らせ音の愛称で通じている。などと彼はまったく余計なことを一通り考えた。 「そうそう、お父さんがね、事務によって行きなさいって」
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