気まぐれ日記
DiaryINDEXpastwill


2005年01月26日(水) 何度やっても

 パスワードが合わない。変えた覚えもないし……。
 もう、どうなってるのかわかりません。(HPのことです)(泣)

 二人の魔王は向き合っている。
 「なんで、わかったんですか?」
 「もう、僕の真似はよしてください。時女神」
 魔王の片方が姿を変える。
 「うわあ、時女神って……」
 人間で例えると、十歳ほどの少女だった。
 「時女神、何故こんなことをしたんですか?」
 「だってえ、退屈だったんだもん。だから創造主と遊んだの。でも、カルストラに止められたって言ったら、あたち、怒られるわ」
 「……怒らないように言っておきます。それと、二度とこんな悪ふざけをしないよう、きつく言っておきます」
 「ありがとう、カルストラ」
 「まだ、礼を言うのは早いです。創造主には怒らないように言いますけど、僕は叱らなければならないですからね……」
 ブロードは魔王の背後から黒いオーラを感じた。一瞬だったが。
 「そそれって……」
 「あなたはここにいる皆さんに、大変な迷惑をかけました。それと、世界中いたるところの時間を止めてしまいました。責任は取れますか?」
 「あの、あたち……」
 「オーフさんの羽、直すことが出来ますか?」
 「えーと……」
 「歴史をゆがませるところでしたけれど?」
 「その、ね……」
 「バルクさんはドラゴンの機転がなければ毒で死ぬところでしたが?」
 「う、ごめんなさ……」
 「まずは、皆さんに謝る!」
 「うわーん!」
 時女神は、ついに爆発した。

 数十分後、時女神が泣き終わると、カルストラは彼女を背負った。
 「まさか、彼女がこんなことをやるとは思いませんでした」
 「こんな小さな子だったのね」
 ルイは涙と鼻水で濡れたハンカチをどう処分しようかと迷っていた。
 「つい、最近交代したのです。でも、能力的に彼女が圧倒していたのですが……年が年なんで」
 「人選ミスだ。創造主とかってやつも、同レベルなんだろうな」
 ブロードは、力の抜けた声で言う。結果が結果だけにそうなるのは無理もない。
 「人手不足、なんですよ」
 魔王は疲れたような顔でため息をついた。
 「でも、早く終わってよかったのう」
 「そうね」
 「何よりも、犠牲が少なかったのは喜ばしいことですね、フレクアさん」
 ゼデューの笑顔に、フレクアは怒鳴る。
 「犠牲が出ただけでも大変なの!」
 魔王は、ご迷惑をおかけしましたと頭を下げてから、オーフに向かって言った。
 「オーフさん、後で僕の母に会ってください。元生命の女神なので、羽がなんとかなると思います」
 「ああ、そのうちな」
 魔王は去っていった。時女神を連れて行くと、止まっていた時間が動き出した。

 『かんぱーい!』
 彼らは、村の酒場で祝杯をあげた。もちろん本物の。時間が動き、バルクたちは、時間の止まった酒場にいた。その酒場はもう魔族の騒ぎなど忘れたかのように、いつものようにほどよくにぎわっていた。なので、戻ってきたついでに彼らは祝杯をあげることになった。
 「なんだか、納得いかないけど、これでよかったのかしら」
 「まあ、いいんじゃねえ? 俺たちが考えたところで理解なんぞ無理だ」
 「そうだ、もうこの話で悩むのは無駄だ」
 「それもそうね、こうやって本物の祝杯をあげることに感謝しなきゃね」
 フレッシュジュースを飲み干して彼女はおかわりを頼んだ。
 「それにしても、魔王、もう少し優しく出来なかったのかしら?」
 「ああ、でも、時を背負う女神なら、厳しくしておかなきゃならねえんじゃねえ?」
 「そうなのかなあ?」
 「魔王にとっても時女神にとっても良い薬になったと思うぞ。あやつらももう少し慎重に人選するだろう」
 「そうそう」
 バルクも二杯目を頼んだ。しかし、彼には大きな試練が残っていた。


草うららか |MAIL

My追加