気まぐれ日記
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2005年01月25日(火) 真珠とりのうた

 ラジオで流れていた。この曲にはそれなりに思い出がある。
 小学校の卒業式に「お別れの演奏をします」といって演奏した。
 なんで、お別れに演奏せねばならないんだ? 

 一行は、アイルマイン島に着いた。
 「えーと、全員いるな」
 ブロードは団体旅行の案内役をする人のように、人数を数えた。
 かつて、三流魔王が住んでいたという島で二流勇者がそれを退治したという伝説が残るこの島。今ではたった一つの村で人々が細々と暮らしている。それでも伝説の話を求めてやってくる観光客もいないわけではないので、一通り宿や店屋がある。そして、カルストラという魔王がそこに住み着いていた。
 「じゃあ、魔王んとこに行くからな」
 村から少し離れた森の中、ひっそりと立つ洋館。そこが魔王の城だった。もともと、伝説の三流魔王が建てた城なのだがカルストラはそれを住処としたのだ。幻覚が見えるなどいろいろ仕掛けがあるらしいが彼には問題はないらしい。
 「まさか、またここに来ることになるとは思わなかった」
 バルクはため息をついた。
 「ここで、いろいろあったわね」
 と、ルイ。
 きい、とドアが開いた。魔王だった。
 「皆さん、お待ちしていました。遅かったですね」
 「ああ、まあ。作戦会議があったんだ」
 「作戦会議?」
 ブロードが視線を少し上げた。
 「あんたが偽者だからな、ちょっと事前に打ち合わせしといんだ。もちろん、本物とね」
 「ええと、何を言ってるんですか?」
 「いい加減、正体を現してくださいと言っているんです。と、言っても正体はわかりましたが」
 魔王の後ろに魔王がいた。本物が。
 「どうしてあなたがこんなことをしているんですか? 時女神」
 『なんだって!』
 全員が驚いた。


草うららか |MAIL

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