気まぐれ日記
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2005年01月20日(木) 引き出し

 ベッド脇スペースに引き出しが入りました。ちょうど良い大きさの引き出しで値は少し張ったけどプラスチックボックスよりかなりまし。はじめてみたときからすごい気にってしまった家具は初めてかもしれない。

 二週間後、フレクアたちはクレンムの北部バンデン王国の辺境の村でゴブリン族から畑を守っていた。
 「まーた、こんな依頼受けて」
 「まあまあ、フレクアさん。これもウォンテッダーの仕事ですよ」
 フレクアは捕まえたゴブリンをぽこぽことたたく。キーキーとわめいていたが、構わず用意した檻に投げ入れた。
 「俺はいいね。こーゆー田舎が結構好きだ」
 オーフもゴブリンを両脇に抱えている。それも檻に入れ、草むらに座った。大体仕事が片付いたのだ。
 「へー、意外ね。あなたは都会とかの方が好きかと思っていたわ」
 「何を言うんだ。俺は静かなところの方が好きなんだよ。悪いか?」
 「悪くないわよ」
 「僕は、街の方が好きですね」
 「そうよね(街の方が喧嘩も多いでしょうから)」
 「そうだな(本性は正直だよな)」
 「ここまで静かだと、少し淋しい気がしますから」
 「あなたでも淋しいと思うのね。さ、片付いたことだし、とっととこの子達を役所に突き出して食事にしましょ」
 フレクアが檻が載っている荷車を引いて村役場へ向かった。ゴブリンを引き取ってもらいなけなしの賞金をもらう。その時、何か風のように通り過ぎた。
 「何?」
 「魔王だ」
 「魔王ですか?」
 そこに、魔王が現れた。
 「どうしたの? 休んでいたんじゃないの?」
 「ええ、実は、大変なことになりまして……各地の時間が止まっているんです」
 息を切らせて走ってきた(?)ように、彼は途切れ途切れ言った。
 「何ですって」
 「ここももうすぐ……ですから、皆さんここから逃げてください!」
 「わかりました、で、どこに行けばいいの?」
 「アインマルト島へ」
 フレクアはオーフに振り返った。こころなしか少し笑った。 
 「オーフ、お願いします」
 「おう!」
 彼女らはその場から消える。そして、魔王も。魔王が消えてすぐ、村人は止まった。時間が止まってしまった。


草うららか |MAIL

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