気まぐれ日記
DiaryINDEXpastwill


2005年01月16日(日) そろそろ話も終われるかな?

 ブロードを最後に持ってきたのは、エーデルを復活させたかったからです。が、十二月中ごろまで本格的に雪が降らなかったのですが、話もそこにたどり着かなかったのでよしとしましょう。
 書いていて、こいつこんなダメ男だったっけ?とか思いました……。
 
 「ただいま、坊や」
 白い妖魔は笑みを浮かべた。周りは真っ暗な空間だが、そこでは彼女は白く浮き上がっているように見える。
 「その坊やって、よしてくれ」
 「ここまで気づくのに手を焼いたから、まだまだ坊やよ、あんたは」
 ふと気づいて、彼は自分がやっと元に戻っていることに気づいた。
 「そうだな、エーデルの言うとおりだな。で、どうしたらこの夢から覚める?」
 「いつでもOKだけど、やっておかなきゃいけないことがあるわ」
 「なんだよ?」
 エーデルはいたずらっぽい笑みを浮かべる。
 「魔王を助けるのよ。思いっきり恩を売りましょうねえ」
 エーデルの笑みにブロードもつられた。

  ブロードの章 了

 
 魔王は、ぶら下がっていた。
 そう表現するのはおかしくないとブロードは思った。
 「よう、魔王? 何やってんだ?」
 「わっ、ブロードさん」
 魔王は見上げて驚いた。その時、彼を吊るす糸の束がゆらゆらとゆれた。
 「何やってんですか? 危ないですよ。落ちたらどうするんです!」
 ブロードは糸につかまって魔王の上にいた。
 「何寝ぼけたこと言ってんだよ、あんたを助けるんだ。そんでもって、アホらしい時間障害を終わらせるんだよ。話はエーデルから聞いた」
 「でも、この下がどうなっているか、わっ、まさか、ダメですってば!」
 ブロードはショートソードを抜いて、糸を切った。
 「すっげー、いい切れ味」
 「ひゃっワーッ!」
 彼らは落下した。そこでエーデルが空間を開き、彼らを別の空間へ移動させた。
 
 彼は、戻ってきた。
 円柱状の部屋で、彼は多くの視線を受けて目を開けた。
 「お帰り、ブロード」
 ルイは静かに声を掛けた。
 「あなたが最後に帰ってきたんだけど……」
 「ああ? 俺で最後? ならちょうどいいな。ここから出れるぜ」
 「出れるって?」
 と、バルク。
 「ああ、魔王がそろそろ出してくれるはずだ」
 気づくと腰にあのショートソードが差してあった。
 「夢から持ってきちまったか」
 周りの景色が崩れていく。彼らを閉じ込めていた空間が消されていった。そして、彼らは、時間が止まった酒場の前にいた。

   


草うららか |MAIL

My追加