気まぐれ日記
DiaryINDEX|past|will
お仕事です。四日も仕事休んだので、気持ちが変です。 部屋に置く箪笥を買いました。ソファーも大きさを注文して二週間後届く予定。楽しみ。
今日は、ちょっとだけお正月企画です。お楽しみください。 内容は、ルイの話で出てきた、パラレルな話です。
彼女は頬をテーブルにつけて座っていた。ふてくされている様子だった。 「ちくしょー、逃げられた」 顔に似合わず汚い男言葉でつぶやく。 「お姉さん、なんかお酒お願い」 ウェイトレスを捕まえてそう注文した。彼女は酔いたい気分だった。 「どうしたんですか、ブロードさん?」 その声はカルストラだった。彼女はテーブルから頬を放して彼を見た。 「どうしたこうしたも、逃げられたんだよ、あいつに」 「ふーん、それで。お酒なら付き合いますよ」 「ふん、だったら俺の分も払えよ」 「わかりました。情報が少ないのは僕のせいでもありますからね」 「え、マジでいいの? ラッキー」 カルストラは呆れるような眼でブロードを見た。それも一瞬だったが。 「スノムウェンは今度は四神諸島へ逃げたみたいですよ」 「へえ……じゃあ、あの女たらしのグオンに会えるのね」 「グオンさんは女たらしじゃありませんって」 「嘘付け、俺を見て『なんて美しいお嬢さんだ、今度ダンスのお相手をしたい』なんて言うんだぜ。全くよくあそこの王女様が一緒に入れるよな」 「それは、多分どんな女性にも言っている言葉の一つですよ。挨拶みたいなものですから気にしないほうがいいです」 「うるせー、男なら、こう、がつんと男らしくいかねえといけねえだろうが!」 ウェイトレスがもってきたエールをひったくるように受け取り、一気に飲み干した。お代わりを注文した後ウェイトレスは逃げるように去って行った。 「うーん……人間のことはわかりませんが、グオンさんはタイプじゃないんですね」 「あったりめえだ、あんなたらしは結構!」 「じゃあ、俺たちなんかは?」 ウォンテッダーらしい男が二、三人ブロードのそばに寄ってきた。ブロードは、小ばかにした眼を向ける。 「なんだ、あんたら?」 「お姉ちゃん、おっとこらしい男がタイプなんだろ? なら俺たちがぴったしじゃないかってね」 「そうそう、こんながきんちょと飲んでいるよりは俺たちと飲んでる方が楽しいぜ」 ブロードはますます機嫌悪くなった。立ち上がると、ゆうに男と並ぶくらいの背丈になる。 「あったま悪そうな奴はお呼びじゃねえんだ。それとも、俺といっちょやるか?」 ウォンテッダーの二人は、彼女に襲い掛かった。バカにされたのとちょっと痛い目に会えばすぐ折れるだろうと思いながら。そんな男たちにブロードはアッパーを食らわした。そして、壁にたたきつけた。 「ふん、大したことねえな」 男たちがすごすごと通り過ぎるのを横目で見て彼女は、ため息をつき、つぶやいた。 「どこかにいい男がいないかね……」
|