気まぐれ日記
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2004年12月28日(火) 年の瀬

 って、テレビ番組が特番になることで感じるようになった。
 いいのか、それで?


 「話の続きなのだが……」
 ミルクを飲み終わったアニムがブロードに尋ねる。
 「なんの話だっけ?」
 「人間が魔法を使えないのは感情のせいだというところまで聞いた。では、お主はどうやって魔法を使っているのだ?」
 「ああ、それはね。純度だよ」
 手綱を握りながらブロードは答えた。
 「純度?」
 「俺のは感情に影響されないほど純度が高い。純粋に近い魔力だから威力もある」
 「……純魔力。人間にはないはずだが」
 「そうだよ。でもね、俺がもっているんだからしょうがない」
 「……」
 妖精主になれたのはそのせいでもあるのだろうか、と彼は思った。定かではないが。
 「では、小生には魔法は使えないのか」
 「エルフなんだからってそう考えるのは良くないよ。昔聞いたことがあるけど、エルフは成人になって初めて魔力を使えるようになるっていうくらいだから、あんたはまだ早いのかもしれない」
 「そんなことは、初めて聞いた。確かに、幼い頃に魔法の使い方を教えてもらったことはないが……」
 アニムが魔力の使い方を教わったのは、彼を拾って育てた老人だった。
 「エルフには、人間の倍くらい魔力を持てるはずなんだ。だから、そのうち扱えるようになると思うよ」
 ブロードは、そう言ったがその表情は別のことを考えているようだった。


草うららか |MAIL

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