気まぐれ日記
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早いのでさっさっとやります。
「よかったら、何かお手伝いしましょう。ただ、こうしているのも辛いですから」 僧はそれに感激し、ぜひ手伝ってくださいと言った。ゼデューは、その赤ん坊に会うことになった。 「この赤子が、問題の子です」 生まれたばかりの赤ん坊は、今はすやすやとおくるみに巻かれて眠っていた。 「この子の母親は罪を犯しまして……悪魔の子を産みました」 「悪魔と?」 「ええ、だからこの生まれたばかりの力が目覚めないうちに払っておかなければならないのです」 赤ん坊は祭壇の上に寝かされ、すぐそばに神殿主、その周りを囲むように僧たちが並んでいる。 「赤子の幸せを祈るように、お祈りください」 隣にいた僧が小声で話しかけた。それから、神殿主が言った。 「この子が、悪魔に負けぬように、そして幸せになるように、名をゼデューと名づける」 ゼデューは、声を出さないでいるのが精一杯だった。
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