気まぐれ日記
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2004年10月29日(金) いくら丼の詩

 明日はいくら丼〜、農協(漁協?)からいただいた鮭はメスだったんでいくら丼〜感謝感激いくら丼〜うまいぞいくら丼〜……。
 (ああ、馬鹿みたいだ……。自分、ものすごい詩は下手だな、と再認識)

 「さて、出発するか!」
 バルクは意気揚々だ。機嫌もいい。何せ昨夜は満足に飲んで、満足に眠ったのだ。朝食がなくとも機嫌は良かった。
 「さーて、仕事だ、仕事」
 順調に行けば今日中には次の町に着く。ルイは今朝の話のことをぼんやりと考えながら歩いた。あまりにぼんやりしていたので、時折アニムが声をかけた。二人と大きく離れてしまったことが何回かあったのだ。
 「大丈夫か?」
 バルクも心配なのか声をかける。
 「うん、ごめん。ちょっと考え事していたから」
 「それならいいんだが……。身体の調子が悪かったら言えよ」
 「大丈夫。身体はなんともないわ」
 お昼に休憩する。それもルイの世界も同じだった。よっぽど場所や天気が悪いときは昼をずれることがあるが、大体同じような時間に休憩をする。
 「ほら、昼飯」
 バルクが包みをルイに渡した。
 「宿の女将がメイを握ってくれたのだ」
 メイはエモクという穀類を炊いたものである。あまり見られないがルイは何度か食べたことがある。アニムが水筒を渡す。
 「ありがと」
 「お茶も入れてくれたのだ」
 天気も良く、気温も暖かい。ルイはこのときは考えるのを忘れた。少し昼寝をしてから再出発する。
 しばらく歩いて、アニムが地図を取り出した。
 「後、少しのはずだが……おかしいのう」
 行く先には、まだ何も見えない。
 「まあ、もう少し歩くか」
 しかし、いくら歩いても町は見えなかった。やがて、日が沈み始める。
 「おかしい。明るいうちには着くはずなのだ」
 「ちょっと、待ってね」
 ルイが周りを見渡す。その目は、見えない何かを見ようとしていた。
 「これは……」
 彼らを含めた広範囲に結界が張られ、彼らは同じところを足踏みしていた。ずうっと単調な道だったがために、そのことに気づかなかったのだ。


草うららか |MAIL

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