気まぐれ日記
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「すべてがFになる」のゲームソフトがブックオフにあったこと。ゲーム化してたんだ……。
ルイは、もしかして、この世界の自分は男であるかもしれないと、少し不安を感じた。それは、それで面白いのかもしれない。 でもほとんど同じなのに、何故自分は二人の元にいないのだろう? 夕食は宿の食堂で食べる。酒場はあの状態なのだから当たり前だろう。食堂はその話題で盛り上がっていた。原因を掴むにつかめない。恐れて誰も近寄らないので、どんな様子なのかも分からない。 「まずは、乾杯だ。ルイの歓迎を祝して」 「乾杯!」 食堂の雰囲気から乾杯というような感じではないので三人は小さくグラスを打ち合った。ルイは、ふと感じた。これ、前にやらなかったっけ? そうだ、この町で、妙な事をやらされていた。何度も馬鹿みたいに乾杯して水をがぶ飲みした。 「ま、好きなものを注文してくれ」 バルクがメニュー表をルイに渡した。 「珍しいこというのう、バルク」 「うるせ。おめえは、ゲソ焼きでも食ってろ」 「何おう、小生は育ち盛りなんだ。もっと栄養のあるものを食う」 「万年成長期のお前が何を言う。後、何年したら成人するんだよ」 「お主は成人通り越して親父のくせに」 「あー、はいはいそこまで。ねえ、バルク、これとこれとこれ、注文していい?」 バルクの顔が少し青ざめたが、首を縦に振った。アニムもさっさと注文してしまう。 「ねえ、イーリスもちゃんといるよね」 「ああ、もちろん。姪のヘネシーと一緒にいる」 「あの姫君はほんっと無口だのう」 「挨拶するとすぐヘネシーの後ろに隠れちまうんだからな」 「あ、女の子なんだ……」 「イーリスもか!?」 「思いつかん……」 どうやら、微妙に何かがずれている。ここはそんな平行世界だった。
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