気まぐれ日記
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ともかく、新潟の地震、ひどいなあ。立て続けに三回もおきただなんて……。猛暑といい、台風といい、今年はいろいろありすぎるよ。
ルイの前にジュースが差し出される。 「さて、お嬢さん。話をしてもらうか」 バルクが言った。彼の前には酒らしい飲み物が置いてある。 「あの、私……」 バルクとアニムはルイの話を黙って聞いていた。彼女が話し終えるまで、目の前の飲み物に手をつけたなかった。 「にわかに信じがたい話だが……」 「何があるか分からぬ世界だから面白い。それに、あの酒場を見たら信じるに値するであろう? ルイと言ったな。お主の世界と同じように小生らと旅をせぬか? 小生らはお主のことは知らんが、お主には小生らの顔の方がなじむのであろう?」 「うん」 「いいのかよ、アニム。旅費とかどうすんだよ」 「お主、そこでケチ言ってどうするのだ? だから女にもてんのだ」 「おめえは浪費家だっつーの。考えなしに買ったもんが次の町にゃ三分の一の値で売るくせによ」 「ともかくだ、ルイはしばらく一緒に旅をする。決まり」 ルイは、違和感を覚えた。微妙に(ところによりものすごく)二人の性格が違うのだ。 「今日はこの町で泊まるつもりだ。小生らは一仕事終えたばかりで疲れているのでな」 「なにい! 二部屋で銀三枚だあ?」 バルクが後ろの方で大声を上げた。部屋を取ろうとしているらしいが、値段を聞いて驚いたらしい。 「三人部屋なら、銀1枚銅5枚? わかったそれでいい」 「おぬしはまたそうやってケチって!」 ああ、逆だ……。 ルイは思った。いつもはアニムが高いといって怒っているのだ。 「まったく、年頃の娘がいるのにお主は……」 「カーテンで仕切ればいいだろ」 「しかし、ルイがおるであろ!」 「あ、アニム。私のことは気にしないで。カーテンでしきっていたのはいつものことだから」 アニムはルイの言葉で納得した。それでも念入りに、ルイに「それで、本当にいいのか?」と聞いていたが。
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