気まぐれ日記
DiaryINDEX|past|will
はじめます。
教会の修道士がだいぶノイローゼ気味になった。アンとオーフはそれを確認してから行動に出る。今度は眠っている修道長にささやいた。 「多くの罪なき人が、理由もなく殺されている。私は悲しい……」 オーフの夢を見せるという能力を生かして修道長に、マリア像が、そうささやいている夢を見せ続けた。それも、何日も繰り返す。そして、いつしか町に噂が流れた。(と、いうかアンとオーフで流した) 「魔女狩りなんてばかげたことやるから」 「マリア様がお嘆きになるのは当たり前だ」 「あの教会はそのうち天罰を食らうぞ」 町でも教会が魔女狩りについて批判していることがわかってアンはほっとした。教会でも、むやみやたらに「魔女だ」と言わなくなった。 アンは笑いたくて仕方がなかったが、町の人々とは深刻な顔をしてうなずいていた。家ではオーフと笑い合った。 「教会もこれで、手出しはしないでしょ」 「まあ、あれだけやれば悪魔でも精神がへたばるわ」 「ありがと、オーフ」 「ま、それが仕事だからな」 「じゃあ、明日は盛大にパーティをするわ。だから、明日までいてくれる?」 オーフは少し悩んだ。何故なら、仕事が終わったらすぐに戻る、というのがルールだったからだ。しかし、これもまあ、仕事かと割り切って、うなずいた。 「ああ、楽しみにしているよ」
|