気まぐれ日記
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2004年10月01日(金) パソコンの罠

 キーボードに、numとか何とか書いているキーがありますよね。あれを知らないうちに押してしまい、キーの側面についている文字が出て、さらに戻し方が知らないとかって……今日やってました。その前に妹のパソコンでもやってました。元に戻せてよかった。

 早速、オーフはそのバイトに借り出された。
 「やり方は、わかった?」
 ルイファーナが話をしてくれたようで、職員は分かりやすく説明してくれた。彼は、それで理解が出来た。
 人間界では、混乱期である。戦争が絶えず神どころか悪魔にもすがりたい思いでいるらしい。だから、ここは今、人手不足である。
 そして、自分の思っている人間界とは違うものらしいことも。
 「その世界は封鎖されているのよ」
 「封鎖?」
 「その昔、ティママンという魔族が閉じたのよ」
 「へえ……」
 その話は知っていたが、この時代はまだ閉ざされていることは知らなかった。
 「じゃ、人間がお呼びだから、行ってあげて」
 細かい模様のついた石版に乗る。それが、ぼんやりと光ると、彼は人間界へ飛ばされた。

 同じような模様のついた地面に彼は転がっていた。
 「いって〜」
 思ったよりも衝撃は強い。何かが身体の上に乗っている。
 「や、やった〜、成功よ、成功」
 若い娘の声だった。上から聞こえる。
 「……どいてくれないか?」
 「あ、ごめーん」
 「ここは、人間世界だよな」
 「ええ、そーよ。大雑把に言うとヨーロッパってとこ」
 「よーろっぱ……?」
 聞いたこともない地名だった。オーフはとりあえず、よろよろと立ち上がる。
 「なかなか、出てこないから失敗しちゃったかと思った。あたしはアンよ。あなたは?」
 アンと名乗った娘は、黒いローブに包まれていた。顔もろくに見えない。まだ少女と言って良いかもしれない。
 「オーフ」
 「そう、変わった名前の悪魔ね。早速だけど、お願いしていいかしら」
 アンがしっかりした声で聞いた。
 「ああ、いいぜ。ただし、俺を召喚したということは、どういうことであるかは分かっているな」
 「ええ、もちろん」
 アンが少女らしからぬ笑みを口元に見せた。


草うららか |MAIL

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