気まぐれ日記
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2004年09月11日(土) 遅れました

 今まで、仕事やってました。停電がなかったら出来た仕事だと思う。同じ境遇の人、多いんだろうなあ。

 
 「で、俺に何か?」
 「あなたを連れて行くことが仕事です」
 「わかった。行くよ。ちょっと着替えてくるから」
 夏目は後ろを向いた。部屋に向かおうとする。
 「ベランダから逃げませんね」
 「あいにく、ここは二階だし体力にも自信ない。逃げようと思わない」
 「それは良かった」
 充電中のセリナは動かない。座って眠っているような状態だ。セリナが動けたところでこの状況はどうにもならないだろう。彼女は置き手紙を書くことにした。それをテーブルに置く。
 最近、夜は冷えるので彼女はフリースを羽織った。男物なので彼女の腰下のほとんどを覆う。
 「いいよ、どこにでも」
 「何か、たくらんでいるのですか?」
 「あきらめた。それだけ」
 本当は、諦めてなどいない。でも、彼女はあえてそう言っておいた。

 夏目は、これ以上ないという豪華な部屋に案内された。そこがどこなのか暗かったので良く分からなかったが、何か要望があるかと聞かれ、眠いと答えたらこの部屋に案内された。眠気を促すようなベッドがあり、そこに転がってみたが、いざ眠るとなると落ち着かない。手ごろな硬さのソファーで眠ろうとした。
 「よく、眠れるな。あの女」
 「ああ、全く。自分がどういう状況におかれているのか……」
 廊下から声がする。
 見張りだろうか? 悪かったな、図太い神経で……。
 だんだん聞こえなくなった。眠りに落ちる証拠だ。 


草うららか |MAIL

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