気まぐれ日記
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に行きます。 早く寝ます。早番で。つまり、早番をしてから向かいます。汽車(JRを指す)で寝てますよ、きっと。
目を覚ました。カーテンの隙間から光がこぼれている。天気はいいらしい。そして、それを浴びている草木や妖精たちがいる。もちろん、幻だが。ただ、ここは妖精たちが多く感じる。他人の家に行ったとき、時々見え隠れしている妖精はいるが、ここは、周りを見るだけで十は確認できた。 夏目は起きてカーテンを開ける。そこは、ビルの最上階らしい。小さなビルの屋上を見下ろしている。ずっと下を走っている車は蟻のようにせわしなく動いている。 彼女はめまいを感じた。開閉式ではないが全体ガラス張りの窓はそこに何もないような感覚にさせた。夏目は、そこにへなへなと座り込んだ。 「こんな高いところ……苦手だ」 自分が高所恐怖症であるかもしれないことを初めて知った。ともかく、はいずりながらその窓から離れ、ようやく立ち上がることができた。
「十真さま〜」 セリナが充電から目覚め(表現的にはあっていそうだ)、置き手紙を見て愕然とした。夏目がいないのだから当たり前である。 彼女はすぐに井上に連絡した。そして、森にも。梶元の家の番号は知らないので、かけようがなかった。それから自分の機能を使い探す。 夏目の跡を追跡したが、遮断された。 「邪魔された?」 彼女は外に出ようとした。井上が来ることを思い出し思いとどまった。森は仕事だ。それでも終わったら手伝うことを約束した。 彼女は、涙を流した。ドールには一応涙を流す機能があるが主人がいるからこその機能であって、マスターがいなければ作動しない。半分は妖精であるセリナだからこそ、出来た。
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