気まぐれ日記
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はよ、帰れると思ったが、意外に遅くなってしまったり。 明日、仕事が終わったら髪を切りに行くつもり。出来なかったりして。予定はあくまでも予定。(決定ではないということ)でも、立てなければ実行されないと思います。
彼が割り込んできたことによって、玄関は混乱してしまった。 「なんですか、あなたは?」 「ドールだ! なんでこんなところに!?」 「お客さんですか?」 「しかも、なんか変なのが見えてる!」 「ちょっと、落ち着いてください」 「あの、靴脱いで上がってくださいね」 あんまり騒がしくなったので夏目はのろのろと起き上がって、玄関に向かった。 「どうしたの? セリナ」 「はい、お客さんです」 見覚えある男を見て、夏目はつぶやいた。 「あ、前のバイト先の……」 「や、久しぶり、夏目」 「えーと、梶元さん?」 「そうそう、そんとおり」 「あの、何か?」 「体調が悪いと聞いたから見舞いにきたんだよ」
夏目は、すまなそうに話した。 「つまり、体調が悪いというか、夏バテってことか?」 「そういうことです」 セリナが、アイスコーヒーを人数分作ってテーブルに置いた。井上が用心して一口飲んでほっとする。 「しかし、ドールがいるとはな。金持ちだったのか?」 ドールは、それ自体も破格の値だが維持費もかかる。余分な金を持ってはじめて手に出来る代物だった。 「セリナは、自分でマスターを決めてしまったんだ。だから夏目さんのところにいるんだよ」 と、井上は梶元に教えた。 「ふうん」 納得していない様子で彼は目の前のアイスコーヒーを口にした。 ぶっ! 「なんだこりゃあ!」 口に入れた瞬間吹き出して、顔をしかめた。 「セリナ、わざとやったな?」 「初めてくるお客さんだったので、つい……」 「多分、こっちがまともなのだ」 夏目は自分の手のつけてないコーヒーと梶元のものと取り替えた。
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