気まぐれ日記
DiaryINDEX|past|will
地元の名物踊り。今年も盛り上がりました。あの恥ずかしい踊りでも、みんなで踊れば恥ずかしさなどないですね。見かけによらず、けっこう激しい踊りなんです。参加者の皆さん、お疲れ様でした。
「あのね、夏目くん……」 森は呆れながら言った。 「夏はバイトやめなさい」 通院ではなく、顔を見せにきた夏目の顔を見た森は、即座に言った。 「只でさえ暑さに弱いんだから。ついでに身体も君が思っている以上に弱いのだし。その疲れた顔を見るとその内入院だね」 「すいません、でも……」 「でもも何もないよ」 「俺、今、バイトしてないんだけど」 「……今年は暑いからね。気をつけなさい」 森は、もう昼休みが終わるからと、夏目を帰した。その際、気をつけて帰りなさいと何度も念を押した。 それほど、彼は酷い顔をしている。すべては暑さのためだった。 最近部屋に帰ると、セリナはアイスコーヒーを用意してくれている。 「お帰りなさい、十真様」 「ただいま、セリナ」 帰るなり、ソファーにそのままうつぶせになる。エアコンはないが、適度に入ってくるぬるい風がまだ気持ちが良かった。やっと、起き上がって用意してくれたアイスコーヒーを飲んだ。彼のアイスコーヒーもまたかなり濃い苦いものである。 「うん、セリナ、おいしいよ」 「ありがとうございます」 セリナはにっこりと笑った。彼女はドールの中に入った妖精である。そのため普通のドールとは違い柔軟性があり、順応性もある。しかし、ちょっとおっちょこちょいでもある。
|