気まぐれ日記
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これをつぶやくには、勇気がいります。何故なら、ここ北海道では熱帯夜なぞないし、日中の気温も本州ほどではないから。(昨日の最高29℃なり) それでも、例年になく暑いです。 京都の友人に怒られるぅ〜。
ともかく、40度なんて生きていけないかもしれないです。
「ふふっ、坊やたち。覚悟おし」 その美人な吸血鬼は手を伸ばした。 「ひっ! お、お前、なにをつけてるの?」 と、良介に向かって言う。 「はあ、ああ、これは、『魔』だよ。『自分が一番かわいいという思い』の魔。訳アリで居候中」 「ひいい、人間の根源的な魔がいるなんて。仕方ないわね。こっちのから……」 またもや、吸血鬼は悲鳴を上げた。 「あんたも駄目」 「なんだよ」 「精神が汚すぎるわ!」 「なんなんだよ、それ?」 「自分の心に聞いて見なさい! やっぱり最初に目に付けたこの子ね」 「ああ、どうも……」 変なものに好かれやすい秀介の前に、吸血鬼は手をかけた。 「どうやら、あなたはなんともないみたいね」 「血吸われるのは嫌なんですけど」 「遠慮せずに。リラックスしてね」 良介は、懸命にメモを取っている。『吸血鬼は本当に血を吸う。はたして吸血鬼に血を吸われた者は吸血鬼になるのか……』 「秀介! 馬鹿なことやめれ!」 春季が吸血鬼に殴りかかる。 「おとなしくし、坊や。その精神が洗浄されたらまたおいで!」 「おい、まさかだと思うけど。良介、助けてくれる気あるか?」 「ははは、兄さん。当たり前じゃないか」 「血を吸われてからと思ってねえか?」 「思ってる」 秀介は、暴れ始めた。 「このっ! 放せ!」 「逃がさないわよ、坊や」 吸血鬼は秀介を羽交い絞めにして、しっかりと押さえ込んだ。 「さあ、いただきましょうか?」 「兄さん、がんばってね」 「阿呆!」 吸血鬼がその首に噛み付こうとした瞬間、 「セバスちゃん、やめなさい!」 「ひいいっ! お嬢様。なぜこんなところに!」 可奈が叫んだ。 「セバスチャン?」 「いえ、セバスちゃんです。まことに恥ずかしい話ですが、この人はうちの使用人です」 可奈は深々と頭を下げた。
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