気まぐれ日記
DiaryINDEXpastwill


2004年07月22日(木) 暑い

 これをつぶやくには、勇気がいります。何故なら、ここ北海道では熱帯夜なぞないし、日中の気温も本州ほどではないから。(昨日の最高29℃なり)
 それでも、例年になく暑いです。
 京都の友人に怒られるぅ〜。

 ともかく、40度なんて生きていけないかもしれないです。

 「ふふっ、坊やたち。覚悟おし」
 その美人な吸血鬼は手を伸ばした。
 「ひっ! お、お前、なにをつけてるの?」
 と、良介に向かって言う。
 「はあ、ああ、これは、『魔』だよ。『自分が一番かわいいという思い』の魔。訳アリで居候中」
 「ひいい、人間の根源的な魔がいるなんて。仕方ないわね。こっちのから……」
 またもや、吸血鬼は悲鳴を上げた。
 「あんたも駄目」
 「なんだよ」
 「精神が汚すぎるわ!」
 「なんなんだよ、それ?」
 「自分の心に聞いて見なさい! やっぱり最初に目に付けたこの子ね」
 「ああ、どうも……」
 変なものに好かれやすい秀介の前に、吸血鬼は手をかけた。
 「どうやら、あなたはなんともないみたいね」
 「血吸われるのは嫌なんですけど」
 「遠慮せずに。リラックスしてね」
 良介は、懸命にメモを取っている。『吸血鬼は本当に血を吸う。はたして吸血鬼に血を吸われた者は吸血鬼になるのか……』
 「秀介! 馬鹿なことやめれ!」
 春季が吸血鬼に殴りかかる。
 「おとなしくし、坊や。その精神が洗浄されたらまたおいで!」
 「おい、まさかだと思うけど。良介、助けてくれる気あるか?」
 「ははは、兄さん。当たり前じゃないか」
 「血を吸われてからと思ってねえか?」
 「思ってる」
 秀介は、暴れ始めた。
 「このっ! 放せ!」
 「逃がさないわよ、坊や」
 吸血鬼は秀介を羽交い絞めにして、しっかりと押さえ込んだ。
 「さあ、いただきましょうか?」
 「兄さん、がんばってね」
 「阿呆!」
 吸血鬼がその首に噛み付こうとした瞬間、
 「セバスちゃん、やめなさい!」
 「ひいいっ! お嬢様。なぜこんなところに!」
 可奈が叫んだ。
 「セバスチャン?」
 「いえ、セバスちゃんです。まことに恥ずかしい話ですが、この人はうちの使用人です」
 可奈は深々と頭を下げた。


草うららか |MAIL

My追加