気まぐれ日記
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仕事場の学園だよりに、文章書けと言われている。はっきり言ってめんどい。書きたくもないのに書けといわれても、ねえ。 それでも、これも仕事だと割り切らねばならない……。ちなみに書いたところで何もでない強制ボランティア。
午後九時。街は外灯と民家のあかりだけだった。暗い。今日は月がでていない。 良介だけが元気だった。他はこれから起こる不吉な予感をぬぐいきれないでいる。 「この辺なんだけど……」 そこは、ごく普通の十字路だった。外灯が一つ切れ掛かっていて、チカチカと照らしている。雰囲気は、最高である。 「話によると、若い男性が通りかかると襲ってくるって」 「若い男ねえ」 綾名がちらっと、晴仁と冬季を見る。 「それは、若すぎ。岡崎君と、うちの兄ちゃんたちね」 そんなわけで、良介と春季と秀介がおとりとなる。 「いるわけ、ねえよな」 「でも、生徒が犠牲になっているわけだし。あながちでたらめじゃないよ」 兄の問いかけに良介がうれしそうに答える。 「お前は、なんでそんなに楽しそうなんだ!」 「そうかな?」 「そうだ!」 「しっ、なんか来る!」 春季が黙って十字路の北側の方を見ている。彼の野生の感はするどい、らしい。 「いい男、みっけ」 それは、南側から現れた。つまり春季が見ていた方の反対から。 「三人もいるの? 食べごたえありそうね」 黒のイブニングドレスを着た金髪の女はそういった。その眼は、血の色である。 「で、でででたあああ〜!」 春季が叫んだ。
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