気まぐれ日記
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ホームページに載せている「田中学院」をはじめます。ホームページの方が進まないのは、更新するのが面倒くさいからです。(身もふたもない言い方だ) 田中学院は、悪ノリ悪ふざけで書いたので、話は「フレクア珍道中」よりもぶっ飛んでます。 まあ、短い間ですので、お楽しみください。
あ、詳しいことはホームページにありますが、分かりやすく(?)書いていくつもりです。
岡崎良介、田学の高等部二年。オカルト研究部部長(オカ研)は機嫌が良かった。何故なら……。 『平成の吸血鬼現る!』 などと、書かれたオカルト雑誌記事を読んで、その場所が意外にも近所だった、ということだ。 「部長、ご機嫌ねえ」 「……」 中等部二年オカ研部員、高山貴乃は無表情でつぶやく。言葉なくうなずくのは同じく中等部二年オカ研部員の東可奈。部長がくるくる回りながら喜ぶ姿をしばらく見てから提案する。 「部長、早速今夜から開始ですか?」 「もちろん!」 「じゃあ、今日は、毎月恒例の交霊会(ギャグではない)は中止して、今晩の準備のため、一旦解散ですね」 「いいよ」 「わーい、可奈ちゃん。チリドッグ食べよ」 「私、三段アイス……」 二人の女子中学生は、喜び勇んで部室を出て行った。 「やれやれ、あの二人は……」 まあ、いいかなどと思いつつ、彼も部室を閉めることにした。ドアに手をかけようとすると、勝手に開いた。 「あれ、良介? もう帰るの?」 高等部二年、倉本綾名。黒いまっすぐな髪は日本人形を思わさせる。そしてその容姿も純日本風美人であるが、なぜか、このオカ研部長岡崎良介の彼女である。その理由は謎で、田学七不思議の一つと数える人が多い。 「ああ、今晩の準備でね」 「じゃあ、一緒に帰ろう」 「部活は?」 「それがねえ、うち(剣道部)の主力全員体調不良で休みなのよ。だから今日は自主トレ。あたしは家でやるから。ねえ、トンデン軒でラーメンでも食べていきましょ」 「いいよ」 剣道部主将の彼女ははしゃいで彼を引っ張っていった。 「ちょっと待った!」 同じ顔の二人の女子生徒が二人を止めた。双子の中野夏季、中野秋季(あき)。高等部二年新聞部員。二人を見分けるのは兄弟でも難しいらしい。 「岡崎君、今日は何をするのかなあ?」 「え、ああ。今日は吸血鬼が出現するっていうとこを検証しに行くんだよ」 と、双子の片割れ。仮に夏季。 「ちょっと、良介。それ、ホント?」 「綾名はちょっと黙ってって。そう、やっぱり」 と、仮に秋季。 「うちの生徒でね、その被害者がでてるらしいの。でね、うちの(新聞部)部長が、オカ研部長ときょーりょくして」 「ネタとってきなさいって。まさにグッタイミング」 「じゃあ、今夜一緒に行くんだね」 「さっすが」 「話早い。じゃ、よろしくね!」 双子が去った。綾名が、何か言いたげにしていたが、それを良介にぶつける。 「今夜は私も行くっ!」
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