気まぐれ日記
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2004年06月17日(木) 父の日

 日曜日ですね。今年は小銭入れを。(去年はネクタイピン)毎年、誕生日すっぽかすので、この日くらいしかプレゼントしない父親不孝の私。(親父も娘不孝)

 「では、今は当てもなくふらふら歩いているわけですね」
 「まあ、そういうことだ。つき合わせてすまんな」
 「いえ、私は」
 「あたしは、戻りたいね!」
 ルヴィアがすかさず言う。彼は、ちょっと残念に思ったが、ふらふらしている旅はルヴィアの性に合わないことを知っていた。王都までは予定通りだったのだから、彼女をここで戻してもいいとも考えた。
 「そうか、悪かったなルヴィア。付き合わせてしまって」
 彼は、外に出るように促した。
 「セルヴェス、あたしを戻してくれるのかい?」
 「そうだ。自分で元に戻れないだろう?」
 信じられない、と言った顔をルヴィアがする。同様な顔をロイタスも。
 「ああ、そうだロイタス。ルヴィアがいなくとも温暖な顔で頼むよ」

 王都の空に、赤く輝くドラゴンを見かけた。
 人々は、驚くあまりずっとそれを見上げ続けていた。王都上空を一回りすると、南のほうに帰って行った。
 「いいのですか、セルヴェス」
 「ああ、いいさ。束縛するわけじゃない。今までは成り行きだ」
 「そう言って、さびしんでしょ」
 「お前をからかったところで面白くないからな」
 「なんですか、それは」
 ヴィニーが駆け込んでくる。
 「ルヴィア、帰っちゃったの?」
 「ああ、彼女は旅に付き合う気はないらしいから。ヴィニー、どこか行きたいところはあるか?」
 


草うららか |MAIL

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