気まぐれ日記
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買わねば。(超個人的。早割りきくかな……)
翌朝、久しぶりにゆっくりと眠れたヴィニーは機嫌が良かった。奇妙な四人が泊まる部屋に朝の日差しが心地よく入ってきている。 「さて、セルヴェス。旅の目的はなんですか? ちゃんと聞かせてください」 ヴィニーが朝食を取りに行くといって食堂に行った時、ロイタスは彼に尋ねる。 「……お前には、もう分かっているんだろ?」 「いいえ、あなたのことなんて分かりません。ただ、例の彼女が目的なら少しは察しつきますけど」 「彼女? 何? 気になるね」 そうは言うが、ルヴィアは気になる風もなく窓を眺めている。 わかってるじゃないか……彼はそう思ったが口に出さない。 「観光……人間は行ったことのない土地や場所で遊ぶのが好きらしい。気に入っていた住処を離れるのは惜しいが、このように人間に触れてすごすのもいいと思ったんだ。飽きたら、やめる」 「人間が訪ねてくるのが嫌になったんじゃないのか?」 と、ルヴィア。少しからかっているような口調だった。 「それも、あるな。でも、それはドラゴンの姿だから。幸い人間には本質を見抜く力はあまりないから、同等な人間の姿ならと思ったんだ」 「同等ねえ……」 人間には、あんなように貴族や王様がいるのに? と、ルヴィアが宿の窓から見える王宮を眺めた。
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