気まぐれ日記
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| 2004年06月14日(月) |
「まだ何かあんのか!」 |
いえ、かなり個人的なことなんで。気にしないでください。この日記の最初は私の愚痴から始まること多いですね。
札幌、暑かった。真夏日で三十度越したそうだ。さすが、盆地。妹がヘタってないといいですが。内地はもっと暑いのだろうな、と。先日京都の友人が帰りたいといっていたので。 暑いからといって冷たいものばかり飲んじゃ駄目ですよ。せめて、お茶類にしときなさい。(糖類が入っているのは不可)
バンドン王国、王都。はるか先に王宮が見え、目の前はレンガ造りの家が立ち並んでいる。王都の南玄関口はかなりの人であふれている。 「人がいっぱいですね」 「当たり前だよ。王都だもん」 ロイタスにはそう言ったが、ヴィニーもこの人の多さには圧倒された。彼も王都は初めてだった。 「そこは四人か?」 門番の兵士が尋ねる。検問というほどではないが、どんな人が王都に入るのか、を見るのが仕事らしい。 「はい、そうです」 「何用だ?」 「観光です」 「四人の関係は?」 親子には見えんな、と兵士は笑った。 「旅先で出会っただけだ」 と、彼は言った。兵士は少し驚いたがそれ以上は気にせず、通ってよしと言う。 「昨夜はゆっくり休めなかったからさ、まず宿取ろう」 と、ヴィニーは提案したが、三人のドラゴンはまわりの珍しさに目を盗られていた。 「ねえ、聞いてる?」 「あ、すまんすまん。宿をとるのだな? 任せてもいいか?」 「うん。とにかく普通の宿をとるよ」 「それと、あれを換金できるところも」 「うん」 数十分後、当たり障りない宝石商の店で、無事にダイアを換金できた。原石もつけ、ヴィニーには考え付かないような大金が入る。 「これだけあれば、路銀は大丈夫だな」 「ぼくらが一生遊びながら旅してたって、余るよ」 「そうか」 このドラゴンたちに金銭感覚というものを理解しろと言う方が間違っている。ヴィニーはそう思った。 その日は普通よりちょっとだけいい宿を探し、そこで泊まった。
「ヴィニー。そういえば、聞きたいことがある」 「何? 改まって」 彼は、食堂から戻ってきたヴィニーに尋ねた。 「人間は、子供をすぐ手放さないのだな」 なんのことか良く分からなかったが、思いついた。 「それって、ドラゴンは子供が生まれたらすぐ手放すの?」 「ああ、一年は面倒見る。しかし、我々よりはるかに寿命が短い人間たちはずうっと子供を見ているのだな」 「うん、まあね。親が年老いたら今度は子供が面倒見なきゃなんないし」 「ヴィニー、お前の親は?」 「両親は、僕が小さいころ死んだんだ。育てたおばあちゃんももういないし……。もしかしてセルヴェス、それが心配してたの?」 「まあ、連れ出したのは私だからな」 それ以上は、何も聞いてこない。ロイタスがにやにやと見ていたので、彼が何故そんなこと聞いてきたのか、尋ねてみた。 「彼はさっき、迷子とその迷子の親が再会するところを見たんですよ。そうしたら、あなたのことを考えたんじゃないですか? 我々にはあなたぐらいの歳でも親と暮らしていると思いもしなかったんですから」 「ああ、そうなんだ」 「子供が生まれて一年の間、雌は必死ですからね。人間も同じなんだな、と思ったんでしょう」 「セルヴェス、優しいんだね」 ロイタスが、きょとんとした顔になった。 「優しい? まあ、思いやりがあるってこと、ですかね」
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