気まぐれ日記
DiaryINDEXpastwill


2004年06月11日(金) 落ち着かなかったのが

 だいぶ落ち着いた。ただ、接触事故が人身事故になったのが悔しい。あの爺は自転車で帰っていったんだぞ。でも、あとはもう保険会社に任せたのでほっとくことにしてます。祖母のことも骨納めしてしまったので今後、することといったら一周忌くらいだし。あと、去年まな板落として黒くなった爪が押し出されてはがれたので、すっきりしました。

 「どうすんのさ!」
 金が盗まれたことを知ってヴィニーの一声がこれだった。
 「どうするか?」
 彼は無表情に言った。
 「ここの支払いもまだだよね」
 「後払いだからな」
 「しっかし……」
 ルヴィアが彼に向かって言う。
 「セルヴェスの鈍感も、たいしたもんだね」
 「すまん……」
 「ともかく、盗んだ奴を捕まえないと」
 「そうだな……。ルヴィア、出来るか?」
 「ああ、待ってな」
 ルヴィアが、じっと部屋の中を見つめた。窓の向こうの山を指す。
 「北の方だ」
 「そうか」
 「なに? 何が分かったの?」
 「盗んだ奴の、居場所」
 「ルヴィアは熱を追うことが出来るから」
 「人間の体温がぎりぎり残っている程度だけど、ね」
 「はあ……」
 宿の主人は、話を聞きため息を着いた。
 「鍵はかけてもらわないと困るよ、お客さん」
 「すいません。今から犯人を捕まえに行くんで……」
 「そのまま、逃げられても困る。誰か一人残ってくれ」
 残れと言われ、三人は顔を見合わせた。
 「まず、ルヴィアは追うために必要だ」
 「セルヴェス、僕が残……」
 「私が残る。後は任せたルヴィ……」
 「やだ! 絶対やだ! あの山だけはやだ!」
 ルヴィアが、断固拒否する。
 どうしても、自分と合わない人がいる。それは、ドラゴンにもあるらしい。
 「ああ、あの山は……」
 土地感覚がまだつかめない彼は、ようやく気づいた。
 その山は彼の古い友人である、フローズンドラゴンが住んでいる。ルヴィアとの相性は最高に悪い、ロイタスが。


草うららか |MAIL

My追加