気まぐれ日記
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気温もちょうど良い暖かさ。でも、忙しかった。給料おろし損ねた。
友人へ だいたい昔書いたとおりだと思うけど、微妙に変えてはいると思うので、投げ出さず見捨てずに読んでおくれ。
「こんなものかな?」 しかし身を映すものはない。後で見てみよう。とりあえず格好は人間を真似た。着る物もあの時の人間が着ていた服を再現する。服を着ているように見えて実はうろこを変えただけなのだが、見た目や肌触りは布である。 また、どたどたと足音がする。先ほどのものとは違う。珍しく客が多い日だった。 「……あれ、ドラゴンは?」 「いねーな……」 「どっかに行っちまったのか?」 三人の剣士らしい男が彼を目の前にして言う。一人の剣士の男が彼に聞いた。 「なあ、あんた」 最初、誰に話しかけているのか分からなかった。ややして自分のことだと分かり、返事をする。 「ここにドラゴン、いなかったか?」 「いない」 短く答える。男は残念そうな顔をする。 「そうか……ものに出来れば最強なんだよな」 「そんなにすごいドラゴンなのか?」 「そりゃ、そーさ。あんた、知らないでここにいたのかい?」 もう一人の男が言う。 「ウィングドラゴン。最強の羽を持つドラゴンだぜ。本気を出せばバンドン王国を崩壊させる力を持っているっていうくらいすげーんだぜ」 「へえ……。お前たちは国を崩壊させたのかい?」 「ははは、冗談言うなよ。なんでも強いもんにはあこがれるだろ」 「ここにいないとなりゃ、ファイアードラゴンとこ行ってみるか」 男たち三人は、その場を去った。 「つまらんなあ……」 彼はまた独り言を言った。そしてファイアードラゴンのもとに行くと言った三人の安否を気遣った。
ファイアードラゴンでこの辺にいるのはルヴィアしかいない。彼の喧嘩相手というか彼がからかってはやりあう相手である。ファイアードラゴンは一般的に気性の激しいドラゴンで、ルヴィアも例外ではない。雌はさらに気性が激しい。もう一つ加えると彼女は人間をあまり快く思っていない(かなり抑え目な表現なのだが)。 故に、人間なんかを見たとたん炎を噴き出して焼き殺しかねない。
「まあ、それは仕方がないか」 彼はそう思うことにして、洞窟を出た。ふと、思った。こんな住みよい場所なのに、留守中、他のドラゴンが自分のものにするかもしれない。だから、魔力で封じておこうかとも思ったが思い直す。その時は、新たに自分の住処を探そう、と。
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